EXIT、“音楽×お笑い”のネクストブームの担い手に? 中毒性あるフィーチャリング曲に注目

 リズムネタや音ネタを得意とする芸人は少なくないが、ネタをネタで終わらせず、音楽シーンにアプローチしたほどの逸材となると、思い浮かぶのはふかわりょう、藤井隆、近年ではRADIO FISHだろうか。特に後者は音楽性と芸風、そしてネタとの相互関係をうまく楽曲に落とし込む手法を展開し、支持を広げたという面でもEXITのひとつの指標になると思われる。

 メンバーのりんたろー。は「ワンチャン・サマLOVE」に手応えを感じてか、「Mステからの紅白路線 夢は見るもんじゃねぇ叶えるもんだったよな!?」とTwitterで発言するなど、RADIO FISHが果たした紅白出場を目指す姿勢も見える。アーティストとお笑い芸人、二足のわらじで突き進むEXITが、勝負作「ワンチャン・サマLOVE」で、この夏どこまで注目を集めることができるのか。今後の展開にも期待が高まる。

■渡部あきこ
編集者/フリーライター。映画、アニメ、漫画、ゲーム、音楽などカルチャー全般から旅、日本酒、伝統文化まで幅広く執筆。福島県在住。

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