チェコ大規模フェスに世界各国のレジェンドバンドが出演 FORWARD ISHIYAの現地レポート

 筆者のバンドFORWARDは、2019年7月3日から7月7日までチェコ共和国で行われるフェスティバル『Obscene Extreme Festival2019』に出演してきた。

 2016年にもう一つの筆者のバンドDEATH SIDEでも参加したフェスだが、今年は日本からFORWARDの他にWARHEAD、FINAL EXIT、VISCERA INFESTなども出演した。今回で21回目を迎える『Obscene Extreme Festival』は、世界中からパンクス、メタル、グラインドなどのエクストリームミュージックが集まるかなり大規模なフェスである。

 2016年にDEATH SIDEで訪れたときと同様、チェコ共和国の田舎街であるトルトノフという街で行われた。スキー以外の産業がないこの小さな街であるが、このフェスが開催される期間は人が溢れ、街中のホテルもソールドアウトになる。街おこしのようにもなっているイベントなのだ。実際、ホテルから会場に行くにも、会場の名前を告げなくとも到着することができ、街全体に理解が行き届いているフェスになっていることがうかがえる。

フェスのあるトルトノフは首都プラハからは遠く、電車でやってくるPUNKSたち(写真=片岡冬樹)

 このフェスには、2016年のDEATH SIDE以外にも、2015年にS.O.B、2016年にMELT BANANA、2017年にSystematic Death、2018年にはself deconstructionなど毎年日本のバンドも数多く出演している。

 当初はメタルやグラインドを中心としたフェスだったようだが、徐々にPUNK/HARD COREのバンドも出演するようになり、今年は初日に「Punk as Fuck fest」と銘打ち、パンクバンドだけを集めた日も設けられた。

 残念ながら筆者は飛行機の到着が初日の夜だったために観ることができなかったが、日本からはWARHEADが出演し観客の度肝を抜くステージを展開した。他にもこの日にはイギリスのG.B.H、OI POLLOIなども出演し、世界各国からやってくるパンクスたちを熱狂させたフェス初日となったようだ。

 夜になりFORWARDがホテルに到着すると、WAR HEADが待ち構えていて、そのままホテルの部屋でパーティーが始まる。翌日にはフィンランドへ旅立ちツアーを行うWARHEADだが、海外で会うとまた違った感覚で盛り上がり、お互いの健闘を約束し、朝方までパーティーは続いたのであった。

Warhead OEF 2019

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