三浦春馬、アーティストとして全身で表現する姿 TV初披露「Fight for your heart」への期待
今年、歌手活動を開始した三浦春馬が、デビューシングル曲「Fight for your heart」を、7月24日19時より4時間半にわたって生放送する『FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)でテレビ初披露する。
本作は自身が主演を務めるドラマ『TWO WEEKS』(フジテレビ系)の主題歌としてオンエア中。EXO、SHINeeなどをプロデュースするJeff Miyaharaが作曲、三浦大知、安室奈美恵などに詞を提供している岡嶋かな多が作詞で参加し、デジタルサウンドとストリングスを印象的に使った疾走感がありつつも大人のクラブミュージックを思わせる1曲。力強く声量のあるハイトーンボイスを惜しげもなく披露する三浦からは、役者で目にする時とはまた違った魅力があふれている。
楽曲について三浦は「ドラマのストーリーと主人公の心情に沿った、アップテンポで熱く、聞いていて高揚感を感じる曲になったと思います。このドラマのために生まれてきた曲なので、演じる自分の身に浸透していく感覚が印象的でした。レコーディングの際にはプロデューサーから、ミュージカルなどでは挑戦したことがなかった歌い方、音域、フェイクを求められ、それに精一杯応えていくプロセスがとても刺激的で興奮しました」(参考:ナタリー)とコメント。仕上がりに、手応えも十分と言ったところか。
幼い頃から子役として活動し、ドラマ『14才の母』(日本テレビ系)で中学生ながら父親になる少年を演じ鮮烈な印象を残した三浦春馬。当時、中高生に大ヒットしたケータイ小説から生まれた映画『恋空』、人気少女漫画を実写化した『君に届け』と、爽やかなルックスで女子の理想を体現してきた10代後半から20代前半を経て、近年は『進撃の巨人』、『銀魂2 掟は破るためにこそある』と人気作に立て続けに出演。その間にブロードウェイの名作ミュージカル『キンキーブーツ』日本版で、ドラァグクイーン・ローラ役を演じたことは三浦にとって大きな転機になった。
それまでのイメージを覆し、体を鍛え上げて女装姿に挑んだ圧巻の芝居は各所で評判になり、第24回読売演劇大賞の杉村春子賞を受賞。今年4月には再演もされるなど話題を呼んだ。『キンキーブーツ』出演にあたってはNYでシンディ・ローパーのボイストレーナーからレッスンも受けたという三浦。その時に培った歌で表現する力、パワフルな美声が「Fight for your heart」でも存分に発揮されているとみていいだろう。