DEEP新プロジェクト「DEEP SQUAD」始動 オーディション最終審査から3名選出
DEEPが新たなボーカリストを募集するオーディション『DEEP VOCALIST AUDITION~FINAL STAGE~』が7月22日、東京・マイナビBLITZ赤坂にて開催され、合格者3名が発表された。また、新プロジェクト「DEEP SQUAD」の始動も明かされた。
4月6日から全国9カ所で開催されてきた同オーディション。一次審査には老若男女12,000名が参加し、367名が通過。その後、二次審査を27名が通過し、ファイナリストに選ばれたのは7名。最終審査は1,000人のファンと共に、ファイナリスト7名とDEEPの3人によるライブ形式で行なわれた。
まずは、DEEPのライブからスタート。「涙が落ちないように」で歌唱力と美しいハーモニーを見せつける。その後も「Echo~優しい声~」、「Baby」、「GO」、「君じゃない誰かなんて~Tejina~」、「WISH」を次々と披露。会場の空気を盛り上げた。
その後、宇原雄飛(18歳)、福家一樹(20歳)、岩村多聞(22歳)、高橋怜也(22歳)、福田裕樹(23歳)、杉山亮司(23歳)、比嘉涼樹(23歳)のファイナリスト7名が登場。課題曲である「GET WITH YOU」を1コーラスずつ披露していく。続いて、DEEP3人とコラボレーションをして1人ずつ歌う。福田は「SING」、杉山は「MAYDAY」、高橋は「会いたい・・・」、比嘉は「君のいない道」、岩村は「Calling you」、福家は「白いマフラー」、宇原は「SORA~この声が届くまで~」を歌い上げる。そして最後は、DEEPとファイナリスト全員で「LINKS!!」をパフォーマンスした。
いよいよ結果発表の時。「THE WINNER IS…」というアナウンスと共にステージに姿を現したのは、杉山、宇原、比嘉の3人。改めて合格者3名とDEEPの3人の計6人で「GET WITH YOU」を披露した。杉山、宇原が歌の途中、声をつまらせ、比嘉は嬉しさのあまり男泣きする場面も。今後はこの6人で「DEEP SQUAD」として活動をしていくという。
最後にTAKAから、「(オーディションを通して)新しいプロジェクトを思い描くようになりまして。DEEP SQUADというプロジェクトを立ち上げようということになって、今回その第一歩となるメンバーがこの3人になります。DEEP SQUADとは、ボーカリストに特化した変幻自在のエンタテインメント集団です。今までに無かった、僕たちが表現できなかった多方面のエンタテインメントを新たに展開していこうと、立ち上げさせていただきました。僕たち3人はこのままDEEPを継承しつつ、さらに大きなプロジェクトを立ち上げていきます」と「DEEP SQUAD」について説明。合格者たちも「よろしくお願いします」(杉山)、「ファンの方々に一日でも早く認めてもらえるように努力します」(宇原)、「僕たちが新しい風を吹かせるようにこれからも努力して、皆さんに感動を届けられるように頑張っていきます」(比嘉)とコメントをして『DEEP VOCALIST AUDITION~FINAL STAGE~』は幕を閉じた。
その後の囲み取材では、新ボーカリストたちへ「目標は?」という質問が。「小さいステージからはじめて、アリーナとか大きなステージを目指していきたい」(杉山)、「もっとステップアップできるように頑張りたいです」(比嘉)、「DEEP LINK(ファンの呼称)さんに認めてもらえるように頑張っていきたいです」(宇原)と、それぞれ野望を語る。KEISEIは「先輩から見て3人はどうですか?」という質問に、「フレッシュどころではない。みんな身長も僕らより3~4cm高いし」と笑いを誘う。「若さも、馬力もあるし、合宿を過ごして彼らから得るエネルギーが僕ら3人にもたくさんありました。僕らもふんどしを締め直して、タメくらいの気持ちで改めて頑張りたいと思いました」と期待を込める。TAKAも「若いボーカリストに出会えたことは僕らにとっても初心に返れることだったと実感しています。みんなひたむきで真っ直ぐで、混じりっけない音楽好きなので、これからの成長が楽しみです。DEEP SQUADの代表メンバーになってくれるように期待しています」と語った。YUICHIROは「宇原くんに関しては息子でもおかしくない年なので、この3人を息子だと思って丁寧に愛情込めて育てていきたいと思っています」と、新ボーカリストたちに心強い言葉を贈っていた。
対して、DEEPの印象を聞かれた宇原は「最初は緊張したけど、3人がすごく優しくアドバイスしてくれて感謝しか無いです」と改めて感謝を伝える。さらに、比嘉は「今日一緒に歌った時に安心して歌えたというか。DEEPさんがいるから一生懸命歌えると思った」、杉山は「DEEPさんに馴染む努力をして、一つの課題曲に取り組めた。歌ってる最中も目が合って一緒にやってる感じが伝わってきた」とステージを振り返った。
DEEPは今後、自身の音楽スタイル、ボーカルワークを継承しつつ、初期メンバーではそのままのDEEPの形を残しつつ、ボーカリストとして様々なことにチャレンジをしていく予定だという。TAKAからは「例えば、音楽をクリエイトする。自分たちでプロデュースした音楽を発信していくだとか。ボーカリストの強みは1人になってもどこでも勝負していけるところ。多方面での活躍が展開していける組織がDEEP SQUADになると思います」と、今後の活動を示唆するコメントもあった。
新たに始まったプロジェクト「DEEP SQUAD」。今後彼らがどんな活動をしていくのか。そして、「GET WITH YOU」の歌詞〈まだ夢の途中 今は無我夢中に 走るしかない〉のごとく、今日から走り出した3人の活動にも注目だ。
(取材・文=高橋梓)