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乃木坂46 高山一実『トラペジウム』実写化を想像「アイドルを目指してる子が東になったら面白い」

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 6月19日文喫 六本木にて、「平成世代が買った本」1位記念 高山一実『トラペジウム』のトークイベントが行われ、『トラペジウム』の著者・乃木坂46 高山一実が本書執筆に至った経緯や、「自分をつくった本」の数々を振り返るなど、本にかけた熱い思いを語った。

 乃木坂46の高山一実は、2018年11月28日に小説デビュー作『トラペジウム』を出版。現役のトップアイドルである高山が「アイドルを目指す、ある女の子の10年間」について綴った長編青春小説は、デビュー作としては異例の初版2万部が即完売。今回、日本出版販売が発表した「平成世代が買った本」で第1位を獲得し、それを記念したのが本トークイベントだ。

 全国書店の売上データをもとに、『トラペジウム』がベストセラーになった軌跡を振り返り、購入した最も多い年代が10代〜20代と聞いた同じ平成生まれの高山は「元々読んでほしいターゲット層は定まっていたんですけども、それを言うとちょっと狭めてしまうというか、自ら発信することはやめておこうと最初は思っていて。ただ舞台が高校生で、夢を叶えることの過程が素晴らしいことを伝えたかったので、実は10代、20代の方に読んでほしいなと思っていたので、本当に嬉しかったです」と感想を述べた。

 “高山一実を作った本”としてチョイスした20冊について、「湊かなえさんのおかげで今がある」という高山は、中でも『少女』を殿堂入りの一冊に挙げた。『トラペジウム』の執筆に参考にしたのも、湊かなえの『未来』だという。発売の1カ月前に湊かなえと対談し、一足先に読んだ高山は「あ、私はもう『トラペジウム』を公開するのやめよう。全てなかったことにしたいと思うぐらい、自分の伝えたいメッセージをこの一冊で伝えて下さっている」と感想を伝えると、湊から「発売するべきだよ」と言われたことが糧となり、改めて『トラペジウム』を世に出す上で背中を押されたという秘話を語った。

 読者からの「アイドルというプロフェッショナリズムを感じ、高山さんしか書けない文章だと感じました」という感想に対し、「良く言えば、私にしか書けないもの。悪く言えば、そこをやらないと、他の作家さんに肩を並べるのは申し訳ないっていう。勝負できるものがなかったので、じゃあ自分に書けるものって何だろうっていう風に最初に思いました。伝えたいメッセージを箇条書きにして、その後に自分にしか書けないシーンって何だろうと思って書きました。アイドルのすごくリアルな部分とか、葛藤していく姿は、朝井リョウさんが『武道館』に細かく書いて下さっていたので、そこを私が書く必要はないだろうといのがまず最初にあって。知ってるからこそ(イメージを)崩せるんじゃないかという思いで書いたので、そんな部分を汲み取っていただけたら嬉しい」と小説を書きだすまでの思いを語る。

 『トラペジウム』は、アイドルになってからの葛藤ではなく、アイドルになる前の過程が描かれているなかなかない小説だと司会から言われると、「4月か5月ぐらいによくワイドショーのワンコーナーで、受験に挑む学生たちを受験勉強中から合格発表まで追うみたいなものがあって。努力しても(合否という)結果が出てしまうということに涙をすることが多くて、そこを伝えたかったです。学生さんが頑張る健気な姿を文章にしたらどうななるんだろうと、うまく表したいなと思った時にたくさんの文字が必要になった感じです」と、小説を書くきっかけとなった意外な原動力を語った。

 イベントの最後に高山は「『トラペジウム』という作品はみなさんに感謝の気持ちをどう伝えようかと思った時に、文章で伝えることができたら、ゆっくりたくさんの思いを込めることができるんじゃないかなと思って書いた作品でもあります。今日みなさんの姿を見たら、感謝の気持ちを伝えきれていないなというのが、また気持ちとして浮んでしまったんですよ。なので、じゃあ次に自分ができることは何だろうっていうのを日々模索しながら、もっと頑張っていきたないなという風に思います。『トラペジウム』を書いてスッキリしてしまった部分もあったんですけど、スッキリした期間はどこかに区切りを付けて、また頑張らなきゃいけない期間に入りたいなと思うので、その時に皆様の力をお借りできたらなという思いが今浮んでいます」と新たな決意を持って感謝の意を述べた。

      

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