欅坂46 2期生『おもてなし会』武蔵野の森総合スポーツプラザ公演レポート(4月28日)

欅坂46 2期生がステージ上で発揮したそれぞれの個性 着実な成長を感じた『おもてなし会』レポ

 欅坂46の2期生の『おもてなし会』が武蔵野の森総合スポーツプラザにて4月27日と28日に渡って開催された。

 このイベントは、昨年末に欅坂46に加入した2期生の9名でライブパフォーマンスやそれぞれの特技を披露してファンを楽しませるというもの。イベント前半は「部活動」を披露。そして「私服ファッションショー」を挟み、最後に「ミニライブ」で締める構成だ。

 開演すると、まず最初に森田ひかるが舞台に登場し特技の和太鼓を披露した。2期生のなかでは最も身長の低い森田だが、小柄な身体からは想像できない爆音を会場中に轟かせ、観客を驚かせる。和太鼓のパフォーマンスを終えると一人ひとりステージに登場し、全員揃ったところで松田里奈が「本日は欅坂46のおもてなし会に足を運んでいただきありがとうございます」と元気いっぱいに話し、全員で深々とお辞儀をした。

 部活動のコーナーでは放送部の山﨑天が司会を進行する。最年少にも関わらず落ち着いた進行を見せ、合間合間にエピソードトークを挟むなどして会場の空気を巧みに掴んでいた。

 そして「音楽部」が登場。関有美子、武元唯衣、松平璃子の3人でグループの人気曲「制服と太陽」をピアノの連弾で披露した。演奏前には松平が「緊張して指が震えちゃう」と不安げな様子を見せていたが、それに対し山﨑が「大丈夫」と温かく返し3人を後押し。緊張気味で覚つかない雰囲気はあったものの、スクリーンに映る表情からは真剣さが伝わり、柔らかなアレンジも相まって会場はすっかり聴き入っていた。

 次に、井上梨名を迎えた4人で「バレエと少年」をバンド編成で演奏。マリンバに井上、サックスを関、ピアノを武元、ドラムは松平という編成で見事なアンサンブルを披露する。演奏後に井上は「めっちゃ緊張した」と話し、松平は「練習回数が6回しかなかった」と明かしていたが、限られた練習時間の中でよくここまで仕上げたと言うべきだろう。会場からは温かな拍手が送られていた。しかしその後、松平は「ダメかなと思ってたんですけどやっぱり素質があったので……」と付け加えて笑いを誘っていた。

 続く「ダンス部」には全メンバーが参加。激しい楽曲がメドレー形式で移り変わっていく中で、けん玉や一輪車、バッティングなど様々な特技を織り交ぜる。後述するミニライブでもそうだが、彼女たちは踊っているときに何よりも活き活きとした表情を見せる。歌って踊ることが好きなメンバーが集まっているという印象だ。

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