のんに聞く、敬愛する忌野清志郎への想いと自身が目指すロックスター像
5月4日、東京・日比谷野外大音楽堂にて『忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー 日比谷野外大音楽堂 ~Love&Peace~ 2019年5月4日 ~FINAL~』が開催される。『忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー』が開催されるのは、2017年以来2年ぶり。忌野清志郎オフィシャルウェブサイト『地味変』では忌野清志郎の逝去から10年目となる今年で同イベントがファイナルを迎えるとアナウンスされた。
同イベントでは、RCサクセション(1977年~)を仲井戸麗市、ソロを三宅伸治がオーガナイズし忌野清志郎の音楽史を辿るという。Char、宮本浩次、矢野顕子、山崎まさよしら錚々たる顔ぶれが揃う出演者の中に“のん”の名前があった。かねてより忌野清志郎のファンであることは知られているのん。昨年は清志郎の命日である5月2日に1stアルバム『スーパーヒーローズ』の収録曲「わたしはベイベー」をアナログカットでリリースした。同曲は矢野顕子が作詞作曲を手掛けており、曲中には清志郎の名前や「ごきげんだぜ、ベイベー」という清志郎の肉声も入っており、のんが彼を敬愛する気持ちが伝わってきた。そして今回はとうとう忌野清志郎の名が冠された『忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー』に出演し映像ではあるものの清志郎と共演してしまうというのだから、何だかこちらまで感慨深い気持ちになってしまう。
そこで、リアルサウンドではのんにメールインタビューを敢行。清志郎への想いを語ってもらうことで、自然とのんが目指すロックスター像も垣間見えた気がした。
「唯一無二。最強のロックスター!」
忌野清志郎というミュージシャンはどう見えるか、との問いにこう答えたのん。彼女の中で“最強”のスターである忌野清志郎の追悼ライブでもあり、清志郎ファミリーらも出演している『ロックン・ロール・ショー』に出演することになった時の心境を聞いた。
「めちゃくちゃ嬉しかったです。清志郎さんの名前のついたライブに立てるとは思わなかったので、嬉し過ぎました。飛び上がって喜びました」
今回の『ロックン・ロール・ショー』出演者の中では最年少ののんは、忌野清志郎とどのようにして出会ったのか。そのきっかけは意外なところにあった。
「矢野顕子さんの研究をしてるときに、ひとつだけ(「ひとつだけ」矢野顕子 with 忌野清志郎)をお二人で歌われてるのを見つけて、いつのまにか清志郎さんの研究に変わって毎日真似して歌っていました。そこから、憧れがどんどん増していったのがきっかけです」