『ハロプロダンス学園』インタビュー “ダンスが好き”という気持ちが生んだ7人の結束力

『ハロプロダンス学園』インタビュー

「ダンスは人生を豊かにしてくれる」

#4放送より
#5放送より
#5放送より
#5放送より
#5放送より
#6放送より
#6放送より
#6放送より
previous arrow
next arrow
#4放送より
#5放送より
#5放送より
#5放送より
#5放送より
#6放送より
#6放送より
#6放送より
previous arrow
next arrow

――今回の収録では梅棒とのコラボで、学園ものストーリーのAチームと、カップルの結婚を巡るストーリーのBチームのダンス、最後にはもう一つのスペシャルダンス、という難易度の高い企画にチャレンジされましたが、いかがでしたか?

加賀:梅棒さんはもともと動画など見させていただいていて。たとえばここは家の中だ、学校だっていうシチュエーションが動きだけでわかるので、表現力の幅がすごいなってずっと思っていたんですよ。今回のコラボで表情筋をより使った感情の伝え方みたいなことも教わったりして、今後の自分に必要なものをたくさん学ばせていただけたなっていう気持ちになりました。

佐々木:今回は本当に動きと表情だけで伝えていくということで、新鮮な時間で。実は梅棒さんと仕事をさせていただくのは、これが2回目なんですよ(ドヤ顔)。

石田:羨ましいわ!(笑)。

佐々木:なのでまたご一緒できるというのが本当に嬉しくて。すごく丁寧にいろいろ教えてくださったので、自分の引き出しがまた一つ増えた気がします。ハロプロで年に一回舞台をやったりするので、そういったときに、今日教わったことをスパイスとして出していけるようにしたいなと思いました。

――石田さん・佐々木さん・浜浦さん・秋山さんは、タイムマシーン3号の関 太さんと一緒にAチームで学園ものに挑戦してましたね。

浜浦:私は眞緒ちゃんと一緒に、石田さん演じる真面目な女子と莉佳子演じるクラスの人気者男子に意地悪をする女子役で。こういうドラマ仕立てだときっかけを作るのがすごく難しくて、カウントが1人でもずれちゃったらそこでダメになってしまうので不安でしたけど、お客さんの前で披露したときにはすごく楽しくできたのでよかったです。演技なら表情にも変化を付けやすいんですけど、セリフを言わずに感情を作るのがすごく難しいなって感じたので、本番では実はちょっと小声でセリフを言いながら演技したりしてました(笑)。

秋山:ダンスは動きだけで覚えるんじゃなくて、“何かがあったから、反応してこう動く”ものなんだと改めてわかったところがありましたね。あとは演劇風のダンスなので最初は難しいし恥ずかしくて、一緒に出ているみんなともあんまり目を合わせられなかったんです。でもお客さんの前に出てやるとなったら、最終的には自分の殻を破って楽しく終わることができたなって。

石田:たった1日で作り上げたパフォーマンスだったんですけど、終わってみてすごく達成感を感じてますね。お客様から拍手をいただいて、笑顔で終われたので。梅棒さんとのコラボは個人的にも本当に念願だったので、夢のような時間でした。私は梅棒さんのすばらしいステージも拝見しているので、逆に“あそこはもっとこうできたんじゃないか”みたいな感じで、今一歩殻を破れなかったもどかしさもあるんですよ。それを練習時間のせいにはしたくないけど、もっと練習できたらもっとできたのかなっていう欲はありますね。あとは22歳で制服ってところに是非注目していただきたいです!

――対してBチームは加賀さん・稲場さんがカップルに、タイムマシーン3号の山本浩司さんと梅棒の伊藤今人さんが稲場さんの両親、平井さんが稲場家のペットのわんこ役という。平井さんは今人さんとペアダンスを踊ったりと大活躍で。

平井:普通に着ぐるみが暑い! というのもありました(笑)。感情なら顔を使って表現することができますけど、自分を取り巻く状況を観ている人に想像させるのってこんなに難しいんだ!と。私は今まで“音を動きで表現する”のが好きでずっとダンスをやってきたので、今回は個人的な苦手分野といってもいい感情や状況を表現するダンスということで苦戦しました。BEYOOOOONDSは4月に舞台があるんですけれども(全労済ホール/スペース・ゼロ提携公演 演劇女子部『不思議の国のアリスたち』)、そこでも今回の経験を生かしたいなと思いました。

稲場:私はもともとお芝居も好きなので、今回梅棒さんとお芝居も一緒にできるというのがすごくうれしくて。でも映像で見返してみると、自分としては必死に頑張っていたつもりなのにダンスや演技の面で振り切れていない、限界のその先に行けていない感じがすごくして……。梅棒さんとの動きの違いというのも感じましたし。あとは伝えるために動くんじゃなくて、伝えるために止まらなきゃいけないんだっていう、普段のダンスとは逆の発想を学ぶことができたりして、よりダンスの深みを知ることができたと思います。表情とか表面的なことだけじゃなく、感情をしっかり伝えるダンスを踊れるようになりたいなと思いました。

――番組の中でもどんどんいろんな企画にトライしていくと思いますが、今後やってみたいダンスにまつわる企画や活動はありますか?

石田:今回は公開収録という形でやらせていただきましたけど、みんな見られることが好きだからダンスも好きなんだと思うんです。せっかくなら人前で踊りたいので、単独ライブみたいな形でもっとお客さんを呼んで踊りたいですね。めっちゃかっこよく踊るというのもありですけど、お客さんも一緒にできるダンスで盛り上げられるようにもなりたい。私たちがやるなら見せつつ楽しませつつ、みたいなものが理想です。

稲場:ヒップホップ、ハウス、ガールズ、ロック、ポップとか、いろんなジャンルのメドレーをやってみたい。

全員:やりたーい!!!!

加賀:今回の梅棒さんとのコラボでは3分くらいの楽曲の中でダンスと演技を融合させたものをやったんですけど、それを今度は10分くらいの長さのものを、振りを含めて自分たちで作るというのをやってみたいです。振付をちゃんとしたことがないですし。

――いろんなキャリアを積んできたみなさんで考える振付がどんな感じのものになるのか、気になります。

平井:この前のハロコンで、急遽自分で振りを考えなければいけない部分があったんですよ。そのときは私1人ができる全てを詰め込んだ感じだったんですけど、そういう形で今の7人全員でできることのすべてを詰め込んだものを観ていただける機会があったらいいなと思います。セルフプロデュース形式というか。

石田:ダンスに関してそれぞれ見せ方やスタイルが違うから、作品作りの中でもお互いにいい刺激を与え合えると思います。

――それでこそ各グループから選抜で参加している意味があるというか、いろいろ学んで各グループに持ち帰れますもんね。

平井:7人ともダンスに対するアプローチはそれぞれ違うじゃないですか。ダンスの見方だったり覚え方、音の取り方。そういうものをシェアできたら、みんなのダンスの幅が広がるんじゃないかなって。

――ハロプロのパフォーマンスレベルの高さは音楽シーンでもよく知られているところですけど、番組を通してみなさんのダンス愛とステージに賭ける情熱みたいなものも垣間見えて興味深かったです。

石田:番組の企画でも毎回思うんですけど、みんなで一つのものを作るって、すばらしいことだと思うんですよ。いつもは違うグループで活動している私たちが、ダンスが好きという気持ちだけでこんなにも一つになれるんだ!って、実感できるのが本当にステキなことだなと。

稲場:毎回の収録でどんどんみんなのことが好きになるし、一緒にもっと踊りたい!って思うんですよ。共通の好きなものに向かって一生懸命頑張る時間を作っていただけていることに、すごく感謝していますね。企画に苦戦したりして悔しい思いをすることが逆に楽しくもあって、その分燃えて。もっとこういう踊りができるようになりたい! っていう向上心が生まれるので、ダンスは人生を豊かにしてくれるなって思います。

(取材・文=古知屋ジュン)

■番組情報
『ハロプロダンス学園』
全6話/各話約30分
詳細はこちら

<放送>
放送局:CS『ダンスチャンネル by エンタメ~テレ』
放送日:#4 5月9日(木)23:00〜他再放送あり

ひかりTV、スカパー!プレミアムサービス、スカパー!プレミアムサービス光、J:COMほか全国ケーブルテレビ、dTVチャンネル™、Amazon Prime Videoチャンネル、スカパー!オンデマンドにて視聴可能

<配信>
Amazon Prime Video チャンネル『ダンスチャンネル オンデマンド』
配信開始日:#4 5月10日(金)0:00〜
#1~3も配信中
詳細はこちら
※放送・配信日時は変更になる可能性あり

ハロー!プロジェクト オフィシャルサイト

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる