Kis-My-Ft2、音楽でハグして広げる“繋がり” 「ルラルララ」から感じた本質的な愛とは?

 Kis-My-Ft2のライブのみならず、部活動や授業、学校行事などで歌い、演奏される風景が目に浮かぶ。この曲をきっかけに、新たにKis-My-Ft2やMrs. GREEN APPLEを知る人も増えていくのではないか。

 「自分たちだけの枠を取っ払って、みんなで新しい可能性だったり、色んな人とハグして繋がっていこうというコンセプトですからね」と北山が話していたように、アルバム『FREE HUGS!』は、「音楽でハグする」がテーマ。「ルラルララ」同様、収録されるソロ曲も、北山がI Don’t Like Mondays.(作詞・作曲・編曲)と、千賀健永は川畑要(CHEMISTRY/作詞)と、宮田俊哉は林原めぐみ(作詞)と、横尾渉はビリケン(長江徹と共に作詞・作曲)と、藤ヶ谷太輔は大沢伸一(作曲・編曲)と、玉森裕太は平井大(EIGOと共に作詞・作曲・西陽仁、NabeLTD、EIGOと共に編曲)と、二階堂高嗣がDiggy-MO’(作詞・RAP)と、それぞれハグ(コラボ)した。

 横尾にとってビリケンは高校時代から好きだったアーティスト。アニメ好きな宮田にとって、声優・林原めぐみはレジェンドと崇める存在だ。それぞれが「好き」を繋いで、新しい作品が生まれていく。人は繋がってこそ、初めて新しい景色が広がっていくのだ。きっとKis-My-Ft2のファンは、それぞれのアーティストを新たに好きになり、それぞれのアーティストのファンはKis-My-Ft2を知るきっかけとなる。そして、“これぞKis-My-Ft2”と言えるクールな「HUG & WALK」などに触れ、新たな好きが広がっていく……そんな優しい世界の始まりを想像してしまう。

 4月23日からは、全国47都道府県のCDショップと「#FREEHUGSを探せ」キャンペーンも実施。スタッフが着用したり、マネキンが着たり、壁に飾られていたりする『FREE HUGS!』のTシャツを見つけて、ハッシュタグをつけてシェアしていくというもの。これを機に、ショップスタッフと、SNS上の誰かと、また新たな繋がりを生む。

 このアルバムのタイトルは、Web上でたびたび話題となる、“FREE HUGS”と書かれたプレートを掲げた人と、それを見かけた見知らぬ人がハグをする光景に由来する。それまでなかなか繋がることのなかった人と触れ合うきっかけを自ら作り出し、愛を分け合う。その風景そのものが、見ている人たちの心をも温める。まさに、あの感覚が、このアルバムにも詰まっているのだ。

(文=佐藤結衣)



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