Kis-My-Ft2は先輩たちと共に成長してきた グループでの初ゴールデンレギュラー番組に寄せて
Kis-My-Ft2が出演する『10万円でできるかな』(テレビ朝日系)が、この春から月曜夜8時枠のゴールデンタイムに進出する。番組はタイトル通りKis-My-Ft2のメンバーが、10万円をかけて様々な実験ロケを行ない、スタジオでサンドウィッチマンと検証していくというもの。「10万円分の福袋を買ったらいくら得できるのか」「1000円ガチャを10万円分回したら元は取れるのか」など、ちょっと気になるけれど自分ではなかなか挑戦しない企画から、「10万円ランド計画 ~10万円で借りた土地で10万円以上稼げるかな!?~」というまさに体を張ったバラエティ番組という企画まで、幅広く展開。なかでも人気の「10万円分 宝くじ買ったら元取れるかな」シリーズは、昨年7月に二階堂高嗣が100万円超の高額当選を果たし、大いに盛り上がった。
もちろん、どのくらい得をするのか、元が取れるのか……というのも気になるところではあるが、やはりこの番組の魅力は、どんな企画にも懸命に取り組むKis-My-Ft2の姿そのものにある。「10万円ランド計画」では7時間かけて二階堂が竹林を切り開き、その様子に普段はクールな印象の強い藤ヶ谷太輔が「すごいよ。広いよ。回れるよ〜!」と思わず、両手を広げて駆け回る愛らしい姿を披露。二階堂も一緒になってくるくると走り回る様子をモニタリングしていたサンドウィッチマンが「今、ヘビに噛まれろ!(笑)」と、あまりにほんわかムードなふたりを愛でながらヤジを飛ばして、笑いを誘うのもバランスがいい。
また、1級マグロ解体師というジャニーズとしては異例な資格を持つ横尾渉は、グルメ福袋企画で大活躍。魚を鮮やかに裁き、手早く調理していく姿は惚れ惚れするほど。しかし、トークとなると、まだまだ修行中の身のよう。高級食材を食べたとき、サンドウィッチマン・伊達みきおの得意ネタである「0キロカロリー」理論で笑いをとろうと奮闘するのだが、説得力にかけてグズグズに。「ひどいな」(富澤たけし)、「雑なんだよ」(伊達)とふたりからのツッコミが、横尾の健気さを一層引き立て、今後の成長に期待せずにはいられない。
一方、北山宏光と千賀健永がキノコ採りに出かければ、キノコに夢中になるあまり千賀が派手に転倒。助けに来たスタッフも転倒する大騒ぎの中、北山が「落ちた? 落ちた? ……なんだ、このキノコ」と、“お前もキノコに夢中かい!”と視聴者がツッコまずにはいられないマイペースっぷりで、キレイな“落ち”が完成。
さらに、玉森裕太が1000円ガチャを引きに行けば、「高額賞品を当てる自信がない」と近くにいた子どもたちを巻き込んでいく。話題のゲーム機や人気キャラクターのフィギュアなど、次々と高額賞品を当てていく子どもたちに「すごい! すごい!」と大盛り上がり。勢いそのまま、ラストに少女が当てた謎のブロックにも「すごいすごいすごい、どこまでも畳めるんだ! ……何だこりゃ」と絶賛してるのか、困惑してるのか、よくわからない状態に。これには、サンドウィッチマンのふたりも目尻を下げるしかなかった。