花澤香菜、アーティストとしての新たな旅立ち エネルギーに満ちたバースデースペシャルライブ

花澤香菜バースデースペシャルライブレポ

 終盤のMCではサプライズでケーキが運ばれ、バンドの演奏のもとオーディエンス全員が「ハッピーバースデー」を合唱。そのまま「25 Hours a Day」「CALL ME EVERYDAY」とコールアンドレスポンスを盛り込んだアップテンポな曲で会場のテンションを上げていく。「恋する惑星」ではカラフルな風船が降ってくる演出もあり、幸せムードに満ちたまま本編ラストの「あたらしいうた」を終え、ステージを降りた。

 アンコールは、花澤香菜の“キャラソン”代表曲である「恋愛サーキュレーション」からスタート。本編は最新作『ココベース』を中心にしたステージだったので、オーディエンスの大歓声の掛け合いが加わるこの曲で、ぐっとムードが変わる。続けて「星空☆ディスティネーション」も大合唱と共に歌い、「今日は来てくれて本当にありがとうございました」と満場のフロアに感謝を告げる。

 そして、アルバムの最終曲「Ready to go」をしっとりと歌い上げ、ラストはバンドが退場し佐橋佳幸と二人でステージに残っての「おやすみ、また明日」。深く胸に染み込むような歌声だった。

 4月からは全国ツアー『KANA HANAZAWA Concert Tour 2019 -ココベース-』も始まる。4月14日には日本人女性ソロアーティスト初となる中国・上海メルセデスベンツアリーナ公演も予定されている。

 アーティストとして目覚ましい進化を続けている今の花澤香菜を見届けていきたい。そう改めて痛感させられた一夜だった。

■柴 那典
1976年神奈川県生まれ。ライター、編集者。音楽ジャーナリスト。出版社ロッキング・オンを経て独立。ブログ「日々の音色とことば」/Twitter

■ツアー情報
『KANA HANAZAWA Concert Tour 2019 -ココベース-』
<愛知公演>
場所:一宮市民会館 大ホール
日時:4月6日(土)開場17:00/開演18:00
公演に関する問合せ:サンデーフォークプロモーション 052-320-9100(10:00〜18:00)

<仙台公演>
場所:仙台銀行ホール イズミティ21 大ホール
日時:4月21日(日)開場16:30/開演17:30
公演に関する問合せ:ジー・アイ・ピー 022-222-9999(24時間自動音声案内)

<大阪公演>
場所:グランキューブ大阪 メインホール
日時:4月27日(土)開場17:00/開演18:00
公演に関する問合せ:夢番地 06-6341-3525(11:00〜19:00土日祝除く)

<東京公演>
場所:新宿文化センター 大ホール
日時:4月29日(月・祝)開場17:00/開演18:00
公演に関する問合せ:インフォメーションダイヤル 03-5793-8878(平日13:00〜18:00)

【チケット料金】
全席指定7,344円(税込)
※ 3歳以上有料/3歳未満膝上鑑賞可

【プレイガイド先行情報】
※枚数制限:一人1公演につき4枚まで
※その他注意事項は受付画面で確認。

【チケット一般販売中】
<イープラス>
ネット予約:〈PC・モバイル共通/要事前会員登録(無料)〉
店頭購入:ファミリーマート設置のFamiポートにて直接購入

<チケットぴあ> 
電話予約:0570-02-9999
(Pコード:愛知142-982 /仙台136-119 /大阪143-354/東京145-829)

ネット予約〈PC・モバイル共通/要事前会員登録(無料)〉
愛知公演
仙台公演
大阪公演
東京公演

<アニメイト>
全国共通でアニメイトオンラインショップ 
URL

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