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片平里菜、等身大の姿で届けた5年間の名曲の数々 未来への希望に溢れた東京ワンマンライブ

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 片平里菜が2月24日、『「fragment live darling & honey」day2 honey』をZepp DiverCity TOKYOにて開催した。このライブは、デビュー5周年を記念して昨年発売された2枚組ベストアルバム『fragment』のDISC 1「darling」とDISC 2「honey」と連動したもの。先日2月10日の大阪なんばHatch公演は「day1 darling」、今回の東京公演は「day2 honey」とタイトル付けされ、それぞれ全く異なるセットリストで構成された。片平は昨年12月に個人事務所「BUCHI.」を立ち上げて独立。今回は独立以来、初めての東京でのワンマンライブだ。独立を機にバンドメンバーも一新され、山本幹宗(Gt)、浜公氣(Dr)、なかむらしょーこ(Ba)、村山潤(Key)という顔ぶれが揃った。

 「よろしくお願いします! 片平里菜です!」という掛け声とともにステージに現れた片平は1曲目に「baby」を披露。冒頭から伸びやかな歌声を響かせ、リラックスした印象だ。続く「HIGH FIVE」では、〈しかれたレールに嫌になって〉と力強く歌い、「Hey boy!」でも〈もう君は私の夢じゃないの〉と強く自立した女性を表現する曲を並べた。

 「今日受験生はあんまりいないかもしれないけど、頑張ってる人に向けて一曲歌います」と披露したのは、「誰もが」。ハンカチで目頭を抑えている観客も見受けられた。

 しっとりとした空気から一点、亀田誠治プロデュースの「Oh JANE」では、女性の「遊びたい、甘えたい、愛されたい」といった欲望をストレートに表現。ステージを縦横無尽に移動しながらの熱唱だった。そのまま「それぞれ帰る家を思い浮かべて、みんなであったかいおうちを作りたいと思います。おかえり〜」と声をかけ、「Come Back Home」へ。山本のアコースティックギターの音色に合わせて爽やかに歌い上げる。コーラス部分は会場にマイクを向け、一体感を生んでいた。

 シンセサイザーの音の中、幻想的な雰囲気で始まったのは「異例のひと」。赤青黄色の光が星空のように会場を包む。美しい裏声と地声の行き来に聞き入った。

 続いて弾き語りコーナが始まると、スポットライトに照らされる中、歌ったのは「ラブソング」。「弾き語りになると一対一な気分になるね。今は個になっている感じ」と片平本人が語ったように、ギターや歌の強弱が直に伝わってくる。それゆえ、片平が自身の声を巧みに操り、細かな表現をしていることに気づかされる。会場は息をのむように聞き入っていた。

 「東京でどうやって力を発揮できるかと悩んでいた時、たどり着いた一つの答え。それは、人と比べず、自分であることが一番だと思っています。そんな曲です」と前置きし、歌い始めると思いきや「届くわけないか、生歌で歌いたくなる」と、オフマイクで「なまえ」を披露。筆者がいた客席後方まで歌詞がしっかりと聞こえていた。しかし本人は「端っこまで行ってない気がした」と中断し、続きはマイクを通して歌った。〈母にもらったこの名前を いつか綺麗に咲かせたい 父から受けついだ名前を いつか立派に旅立ちたい〉と歌う姿は、片平の目指す生き方そのもののようだった。

 バンドスタイルに戻り、中盤へ。「最高のテンションでお届けしたいと思います!」と片平が赤いエレキギターをかき鳴らし、「小石は蹴飛ばして」を披露。続く「誰にだってシンデレラストーリー」「女の子は泣かない」の流れで、待っていました! と言わんばかりの片平ワールドへ。女性の本音に迫る歌が続き、女性客を中心に拳が高く上がっていたのが印象的だった。

      

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