GLAY TAKURO、ソロインストアルバム2作目でまだまだ成長「その喜びがエネルギーになった」

TAKURO、ソロ2作目でまだまだ成長

 GACKTに“焚き火スト”と命名されるほど焚き火が好きだというTAKUROが、暖炉の音を入れて作った9曲目の「やすらぎのチセ」は、北海道の情景が浮かぶ癒しの一曲に。マキタが「普通のジャズギタリストには絶対書けない」と評したこの曲を、TAKUROは「みなさんの生活のなかの1日の終わりに聞いて心安らかになってもらえれば」と紹介した。

 3曲目「TM St.2am」では音楽の奥深さに気付かされたというTAKURO。シンプルな演奏でも、バックでサポートしてくれるミュージシャンたちのつけるコードによって、メロディが浮かび上がるという経験をしたのだそう。「GLAYを二十数年やってるけど知らない表現方法だった」と感銘を受けた様子を見せ、「ギターを突き詰めていくその先には、自分のギタリストとしての技量をあげて、表現力をあげて、GLAYに持って帰りたい(という思いがある)。それは1作目からまったく変わってない。もう全部が全部修行でしたよ。いくつになっても、ちょっとでもいいからうまくなれる、その喜びがエネルギーになったので」と音楽活動に注ぐ熱い思いを語った。

 その他にも、GLAYの「鼓動」をインストとしてセルフカバーした理由や、音楽が持っているやさしさ・思いをロスの人々の“手”で表現したMVについて、さらには、ジャケットデザインには、松本孝弘から誕生日プレゼントにもらったTAKUROの妻・岩堀せりの絵が用いられていることなどが明らかに。70年代のジョニ・ミッチェルなどを参考にしたという本作のジャケット含め、『Journey without a map Ⅱ』は「今一番自分を表せるもの、心から大切にしているもの」が込められた作品に仕上がったようだ。

 GLAYは今年25周年。“いつまでもミュージシャンとして成長していたい”という飽くなき探究心こそが、TAKURO、そしてGLAYが現在進行形で輝き続けている秘訣なのだろう。TAKUROのギタリストとしての新たな魅力が詰まった『Journey without a map Ⅱ』は、2月27日に発売される。

(文=久蔵千恵/写真=田辺佳子)

TAKURO『Journey without a map Ⅱ』(CD+DVD盤)

■リリース情報
『Journey without a map Ⅱ』
2月27日(水)発売
・CD+DVD盤¥3,000+税
・CD only盤¥2,500+税
Journey without a map Ⅱ特設サイト

■ツアー情報
『GLAY TAKURO Solo Project 3rd Tour “Journey without a map 2019”』
3月14日(木)福岡 Zepp Fukuoka
3月16日(土)広島 BLUE LIVE HIROSHIMA
3月18日(月)大阪 Zepp Namba
3月20日(水)愛知 Zepp Nagoya
3月22日(金)新潟 新潟LOTS
3月26日(火)東京 Zepp Tokyo
3月29日(金)宮城 SENDAI GIGS
3月31日(日)北海道(函館) 金森ホール ※1日2回公演

<追加公演>
4月3日(水)ビルボードライブ東京 ※1日2回公演
4月6日(土)ビルボードライブ大阪 ※1日2回公演

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