Anlyが見せた、シンガーソングライターとしての多彩な表現 祝祭ムードで溢れたバースデー公演レポ

Anlyが見せた、シンガーソングライターとしての多彩な表現 祝祭ムードで溢れたバースデー公演レポ

 ここで本日のSPゲストとして、Anlyの親友でもあるシンガー・mahinaをステージに呼び込み、mahinaの楽曲や2人で共作したというシティポップチューンをコラボ歌唱。ふわふわしたMCとスモーキーな歌声のmahina、明朗快活なMCと透き通る歌声のAnlyのコンビネーションは、まるで月と太陽のようにそれぞれの光となって聴き手の心を照らしていく。歌いながらたまに目を合わせて笑い合う2人の姿に、観客のテンションもどんどん高くなっていき、曲が終わるとひときわ大きな歓声と拍手が起こった。

 ライブもいよいよ終盤。スピード感あるギターリフを重ね、宣誓するかのように高らかに歌い上げた新曲「We’ll never die」を経て、ラストナンバーとして披露された「エトランゼ」では、虹色のタオルを持った沢山の手が挙がり、フロアはこの日一番の盛り上がりを見せた。「最高の誕生日でした! ありがとうございました!」と感謝の言葉を述べてAnlyはステージから去って行ったが、すぐにAnlyを呼ぶ声とアンコールを求める手拍子が鳴り響く。それに応えてAnlyが再びステージに現れると、キャンドルの火が灯ったバースデーケーキがステージ上に運ばれて来た。それに続いてフロアから聞こえてきた「せーのっ」の声を合図に、ファンたちによる「Happy birthday to you」の大合唱が起こる。「私はみんなの誕生日を祝ってあげられてないのに……すごく嬉しい!」と満面の笑顔で喜ぶAnlyと、フロアから飛び交う「おめでとう!」の声。会場はこれ以上ないほどハートフルな空気に包まれていた。

 その後はQueenのカバー「We Will Rock You」をフロアにいる全員で一緒に歌い、アンコールのラストは「Venus」で締めた。「ありがとうございました!」と笑顔でお辞儀をし、手を振りながらステージを去るAnly。ライブは終演したかと思われたが、フロアの客電が点いてBGMがかかり始めてもなお鳴りやまない歓声と拍手が、再びアンコール求める手拍子に変わっていく。一向に下がらないフロアの熱に応えて、Anlyが再々登場。本来は予定していなかったWアンコールとして「笑顔」をアコギ1本で力強く歌い上げ、22歳の好スタートを切った今年のバースデーライブは大盛り上がりのうちに幕を閉じた。

■渡邉満理奈
1991年生まれ。rockin’on.com、Real SoundなどのWEB媒体を中心にコラム/レビュー/ライブレポートを執筆。趣味は読書でビートたけし好き。

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