滝沢秀明、新会社社長就任でプロデュース業本格始動 ジャニーズJr.たちはどう変わっていく?

 一つめは、クオリティの底上げ。社長に就任し、プロデュース業に専念する滝沢がいることは非常に心強い。入所当初からジャニーズJr.として華々しく活動し、かつ他のジャニーズJr.たちのリーダー役も務めていたセンスと実力は間違いない。しかも、直近までタレントとして表舞台に立っていたのである。元々、現在のジャニーズJr.たちはクオリティが高いメンバーが揃っているが、滝沢がすぐ側で指導していくことでもう一段階高みに登れるのではないだろうか。

 二つめは、ジャニーズJr.のブランド化。“株式会社ジャニーズアイランド”というジャニーズJr.専用のプロデュース会社ができたことで、今までよりも活躍の場は増えていくはず。Snow Man、SixTONES、Travis Japan3組による横浜アリーナの単独コンサートが良い例だろう。コンサートの他にも舞台やテレビ、映画などへの出演も増えていくかもしれない。「いつデビューしてもおかしくない、レベルの高いメンバーがたくさんいる」と世間からの注目もより集まるだろう。知名度も高まれば、本格デビュー後の活動にもプラスになる。

 三つめは、まだ見ぬ可能性の発掘。滝沢は、「メンバーの組み替えやユニット結成も積極的にやっていこうと思います」(引用:タッキー社長、始動 ジャニーズJr.育成へ:芸能・社会:中日スポーツ(CHUNICHI Web)と語っている。正直、Snow Manの改編は驚きがあったが、新しいメンバーが加わることで起こる化学反応が滝沢にはすでに見えているのかもしれない。そして、まだ本格デビューをしていないジャニーズJr.たちだからこそ、新しい可能性の追求ができるのである。

 この先も、大きく動きがありそうなジャニーズJr.たち。まずは3月の単独コンサート、そして新生Snow Manのお披露目に注目したい。

(文=高橋梓)

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