荻原梓のチャート一刀両断!
SUPER JUNIOR、国境を越えたコラボ曲「One More Time」 チャート上位は海外志向に?
参考:2018年12月10日付週間シングルランキング(2018年11月26日~2018年12月2日・ORICON NEWS)
最新のオリコン週間シングルランキングはAKB48『NO WAY MAN』が1,205,009枚を売り上げ1位を獲得。続くそらる『銀の祈誓』が57,308枚で2位。そしてSUPER JUNIOR『One More Time』が45,149枚で3位となり、桁が2つ違う圧倒的な大差の売り上げでAKB48が首位を記録した1週間であった。
今回はその中でも3位の『One More Time』に注目したい。表題曲は韓国のグループ・SUPER JUNIORとメキシコの人気グループ・REIKとのコラボ曲。SUPER JUNIORは最近ではメキシコの人気雑誌の表紙を飾るなど海外にもファンが多く、これまでの活動で世界的にヒットを記録していたことが今回のような国境を越えたコラボレーションを生んでいるようだ。
サウンド面に目を向けると、ラテン調のリズムにベースの低音が効いたダンスナンバーでテンポはそれほど速くない。ギターの音色はたしかに目立つが、このように低音の存在感とBPMを遅くしたことでラテン音楽特有の明るさよりは哀愁の要素が色濃くにじみ出ている。歌い方もシックな印象だ。先ほどダンスナンバーと書いたが、どちらかと言えばじっくりと踊るタイプの曲である。