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倉木麻衣は歌姫としての“実りの時”を迎えたーー20周年へと続く東京国際フォーラム公演

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 倉木麻衣が、初のコンセプトアルバム『君 想ふ 〜春夏秋冬〜』の世界観をステージに再現したツアー『Mai Kuraki Live Project 2018 “Red it be 〜君想ふ 春夏秋冬〜”』を完走した。千葉・成田国際文化会館 大ホールの“春”公演、大阪国際会議場(グランキューブ大阪)メインホールの“夏”公演、東京国際フォーラム ホールAの“秋”公演、そして名古屋・日本特殊陶業市民会館 フォレストホールでの“冬”公演の、全4回というプレミアム感満載なライブ。なかでも、11月1日に行なわれた“秋”公演は、“20周年”という実りの時を迎えた倉木麻衣らしさを感じる時間だった。

倉木麻衣

 開演時間を迎え、スクリーンに映し出されたのは美しい四季折々の風景。種は芽吹き、稲穂は頭を垂れ、鳥は羽ばたき、人々は手を繋ぐ……当たり前のように過ぎゆく日々の中で、登場した倉木麻衣はいつだって私たちがイメージする倉木麻衣そのものだった。デビューして20年という大きな節目を前にしているとは思えないほど、変わらない透明感と可憐さ。とはいえ、彼女が真っ赤なドレスを翻せば確かに感じられる気高さ。16歳だった少女の顔も、36歳の大人の女性の顔も共存しているような、不思議な存在感だ。

 彼女自身が放つそんなタイムレスな雰囲気が、ライブ会場全体を神秘的な空間へと誘っていく。五色布を彷彿とさせる吹き流し、乱れ落ちる紅葉の映像をバックに「渡月橋 ~君 想ふ~」を歌い上げる倉木は、1000年前の歌姫を見ているような気分にさえさせてくれるのだ。まさに「今宵は夢を見させて」という気分だ。古き良き日本の美を、これほどストレートに私たちの心に訴えかけてくれる存在は、倉木をおいて他にいないのではないか。

      

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