ONE N' ONLY、東名阪Zeppツアー完走 7人だからこそ見せられた新たなグループ像

日本にとどまらないアーティストに! 

 思えば、春にONE N' ONLYプロジェクトが始動した時、楽曲は「I’M SWAG」のみだった。EBiSSH、さとり少年団それぞれの活動と並行しながら、ONE N' ONLYとしても、急ピッチで新曲を仕上げていく日々。より大人っぽいイメージを醸し出す「What About This?」、激しいパーティーサウンドの「Sexy Beach Party Yes!!」、モンスターのような振りが印象的な「Dark Knight」、美しいハーモニーに酔いしれる「Everything’s Changing」。今回のステージでは、ONE N' ONLYが歩き出す過程を余すことなく見届けることができた。

 グループを掛け持つ難しさに初めて直面したNAOYAは、アンコールの挨拶で「正直きつかった」と赤裸々に語る。また、それを乗り越えたからこそZeppというステージに立てた手応えが大きい、とも。そして「ONE N' ONLYは、7人だからこそ見せられるものを出したいと思って作りました。国境を超えるグループになることが夢です。もっともっと上のステージに行きたいと思っているので、僕たちについてきてください!」と力強く宣言。会場からは拍手が湧き上がった。

 カッコいい、カワイイ、ワチャワチャ、成長していく姿を見守る楽しみ……若手アーティストを応援したくなる魅力が、ぎっしりと詰まった2グループは、ONE N' ONLYという新たな一面を開拓したことによって、より魅力を増した。さとり少年団を弟のようにかわいがるEBiSSH、EBiSSHを兄のように慕うさとり少年団。そして、同じ夢を追う仲間として絆を深めていく7人に、期待が高まる一方だ。

(文=佐藤結衣)

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