ジェジュン、新曲「Defiance」で確立したシンガーとしての個性 2度目の『Mステ』への期待
ジェジュンが本日10月19日放送の『ミュージックステーション 2時間スペシャル』(テレビ朝日系)に出演。新曲「Defiance」をテレビ初披露する。アニメ『ゾイドワイルド』(TBS系)オープニングテーマでもある同楽曲は、疾走感あるロックチューンとなっており、ジェジュンのワイルドな一面を見ることができる。今回の楽曲の魅力や、シンガーとしてのジェジュンの個性についてK-POPアーティストに詳しいライターの西門香央里氏に話を聞いた。
「前回の『Sign』もJ-ROCK色がある楽曲だと感じましたが、今回はよりその要素が強まった印象です。元々HYDEさんやGACKTさんが好きと公言しており、日本のロックを好んでいたのですが、今回の楽曲でさらに、楽曲やファッション、メイクなど“ミュージシャン・ジェジュン”の個性を確立したのではないでしょうか。ヘヴィなギターを取り入れたサウンドやクールなMVも含め、かなりロック。さらに、元GO-BANG'Sのボーカルだった森若香織さんが手がけた歌詞は、『激しいROCK!というか、もはやPUNK!』と森若さん本人が言っているほど(参考:GO-BANG'S 森若香織 オフィシャルブログ)。キーが高く、リズムも速いので歌うのが大変、と言っていましたが、生放送でもしっかりと歌いこなしてくれるでしょう」
王道のロックバンドさながらのサウンドが耳に残る「Defiance」はじめ、ジェジュンの楽曲はいわゆるK-POPアーティストとは大きく異なる音楽性を打ち出している印象だ。
「韓国でリリースした楽曲『MINE』(2013年)あたりから、ジェジュンの進みたい道が見えてきて、ソロとしての方向性が定まったように思います。とはいえ、韓国でこういったJ-ROCK的サウンドが受け入れられるのは難しい。日本で活動することによってより方向性がはっきりし、今はやりたいことができているように感じますね。加えて6月に『ミュージックステーション』に出演し、バラエティタレントではなく、ミュージシャンとしてのジェジュンが広く知られました。そこから新たにファンになってコンサートに足を運んだ人も多かったようです。J-POPが好きなリスナーも違和感なく聴ける音楽ですし、彼はいわゆるK-POPアーティストが出演するようなイベント以外にも出演したり、2度目の『ミュージックステーション』出演もそうですが、新たな層を取り込むことに積極的な姿勢が窺えます」