『ミュージックステーション』新サブMCは入社1年目並木万里菜アナ「タモリさんは仙人みたいな人」
10月18日、テレビ朝日本社 1Fアトリウムにて、『ミュージックステーション』の新サブMCお披露目会見が行われ、同局入社1年目の新人アナウンサー、並木万里菜が新サブMCとして登場。歴代サブMC(下平さやか、武内絵美、堂真理子、竹内由恵、弘中綾香)も集結し、並木の門出を祝った。
1986年にスタートし、この秋から33年目に入ったテレビ朝日系列で放送中の音楽番組『ミュージックステーション』(金曜よる8時~)。番組のMCタモリとともに進行を務めるサブMCを、10月19日放送より並木万里菜アナウンサーが務める。
Mステのテーマ曲が流れる中、数々のアーティストの登場を彩ってきた番組お馴染みの階段のセットから登場した並木アナ。最初にサブMCになることを聞いた時については「頭が真っ白になって、心臓が2、3秒止まった気がしました」とその衝撃を表現し、「入社して半年で、ほとんど私のことを知らない方が見ていると思います。その中で、自分にできることを精一杯やって謙虚に、真っ直ぐに、生の音楽の楽しさをお伝えできればなというふうに思っています。明日の本番を無事に終えられることを願って頑張ります!」と元気いっぱいに語った。
歴代MCの中で一番のベテランである下平さやか(1996年4月~2000年3月担当)は、「今はテレビ朝日アナウンス部の人間が歴代ということで並ばせていただいてますが、前任者はフリーアナウンサーの有賀さつきさんでした。本当に輝いてらっしゃるフリーランスで活躍されている先輩から私たちはバトンを受け継いでやっているという、その誇りを忘れないでやってほしい。最高の音楽番組で、日本中のファンの方が待っていて下さるということを肝に命じて、大きく羽ばたいてもらいたなと思います」との言葉を贈り、並木と同じく新人の時にサブMCに抜擢された堂真理子(2004年4月~2008年9月担当)は「全身で音楽を楽しむ。まずは並木さんが楽しむということが大事」とアドバイスした。
「私が一番だと思うこと」をフリップに書くという企画では、弘中綾香(2013年10月~2018年9月担当)が「持久力!10時間」と書き、Mステのスペシャル番組である『MUSIC STATION ウルトラFES』を2015年から4回経験し、10時間休憩する間もない過酷な生放送を経験してきたことを並木に伝授。「ハプニング!!」と書いた武内絵美(2000年4月~2004年3月担当)は、伝説のt.A.T.u.が帰ってしまった騒動や、Coccoが活動休止前に出演し、歌い終わり、そのままスタジオから走って帰ってしまったことなどを挙げ「ハプニングが起こりそうな予感があったら、私に相談してください」と当時の秘話を披露した。
タモリの印象について聞かれた並木は「テレビで見ていた時は、やさしそうなおじちゃんという印象だったんですが、初めてご挨拶させていただいた時に、仙人のようだなと感じました。黄色い温かいオーラが出ていました」とコメント。堂真理子は「ガチガチに緊張している私に、『生放送で緊張しない人なんていないよ。緊張するのが当たり前なんだよ』とやさしく声をかけてくださって、その言葉でふっと肩の力が抜けたのを覚えています」とサブMC時代を振り返り、竹内由恵(2008年10月~2013年9月担当)は「入社して初めて担当したのがMステで、タモリさんにはテレビの前だからといって、アナウンサーらしくしなくていいんだよということを、一番学ばせていただきました。ありのままの姿でテレビの前に出ても大丈夫なんだということを教わりました」「印象に残っているのは、タモリさんはウイスキーが好きで、私も教えていただき、ウイスキーに目覚めました」と告白。武内も「少しずつ慣れてきたリハーサルの合間に、お料理をちょっと教えていただいた」と、料理好きのタモリらしいエピソードも交えて披露した。