THE RAMPAGE、異例のスピードでアリーナツアー開催へ グループの実力と急成長ぶりに迫る

THE RAMPAGEの実力と急成長に迫る

 1stアルバム『THE RAMPAGE』を9月12日にリリースしたばかりのTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEが、自身初のアリーナツアーを開催することが決定した。

 LDH所属24アーティストの中で、これまでにアリーナツアーを実現させたのはEXILE、EXILE THE SECOND、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、GENERATIONS from EXILE TRIBE、E-girls、Flowerの5組で、THE RAMPAGEで6組目となる。アリーナクラス以上のグループをこれだけ抱えていることに、改めてLDHのライブビジネスの好調ぶりが伺える。また、LDHに限らず、ダンス&ボーカルグループとしてアリーナツアーを開催した経験があるアーティストを並べてみると、AAA、嵐やNEWSといったジャニーズ勢、超特急など、人気と実力を兼ね備えたモンスターグループの名が連なる。THE RAMPAGEは早くも、そんな人気グループの仲間入りを果たすことになるのだ。

 THE RAMPAGEは2014年に結成し、正式メンバーの座をかけた『武者修行』や、3チームに分かれて47都道府県を回る『武者修行 2016 Get Ready to RAMPAGE』などを経て、2017年1月にシングル『Lightning』でメジャーデビューを果たした。そこから2年と経たずにアリーナクラスのアーティストに成長したのは、EXILE TRIBEの中でも三代目JSBに次ぐ速さである。先輩グループと比較してみると、EXILEは2001年にデビューして2004年にアリーナツアー、EXILE THE SECONDは2012年にデビューして2016年にアリーナツアー、三代目JSBは2010年にデビューして2012年にアリーナツアー、GENERATIONSは2012年にデビューして2016年にアリーナツアーを開催している。彼らのような実力のあるグループでも、アリーナに到達するまでに平均して大体3年前後はかかっているのである。ジャニーズ事務所所属のKing & Princeが、デビューから数カ月でアリーナツアー『King & Prince First Concert Tour 2018』を開催したことも話題となったが、彼らはジャニーズJr.時代からすでに数々のライブを行なっていたことを踏まえると、やはりTHE RAMPAGEの急成長ぶりは異例といえそうだ。

 THE RAMPAGEがここまで一気に人気グループへと成長した要因のひとつとして挙げられるのは、昨年12月から9カ月で全国47都道府県を回り、58公演、およそ12万人を動員したホールツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2017-2018 "GO ON THE RAMPAGE"』だろう。文字通り日本中でライブを行なったことで、テレビなどでの知名度以上にTHE RAMPAGEは名の知られるグループとなった。また、圧倒的な公演数をこなすことによって、そのパフォーマンスやステージングにも磨きがかかった。何より、グループとしての一体感が増したことで、EXILE TRIBEで最多数を誇る16人という大所帯を活かしたダイナミズムを手に入れたことが、THE RAMPAGEを他にはないオンリーワンのグループへと進化させた。「THE RAMPAGEのライブがすごいらしい」という噂は、LDHファンのみならず、広く音楽ファンの間でも囁かれるようになっていった。

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