『ウルトラFES』なぜ“ダンス”にスポット? 見どころを4つの軸から紹介
9月17日(月・祝)に『ミュージックステーション ウルトラFES 2018』(テレビ朝日系)が放送される。
2015年よりスタートした特別番組『ウルトラFES』では毎回異なるテーマが定められ、それに沿った楽曲ランキングや企画が届けられる。昨年は「ウルトラなFES」というテーマのもと「元気が出るウルトラソングランキング100」が発表されたが、今年の番組テーマは「名曲だらけの踊る10時間生放送!」となり、「最強振り付けダンスメドレー」と題された企画が行われる。
近年の『Mステ』はステージパフォーマンスやトークが披露されるだけの場ではなく、音楽シーンで話題になっている最新ニュースの紹介コーナーもあり、情報番組的な要素も持ち合わせている印象だ。今年の『ウルトラFES』のテーマとして“ダンス”にスポットが当てられたのも、昨今の“投稿型ダンスブーム”の流れを汲み取ってのことだろう。SNSの流行や若者を中心に人気を博すTik Tokなどの動画投稿ツールの浸透によって、ダンスや振り付けは今までよりもずっと手軽に発信できる自己表現となった。あるダンスが大きな話題になるとSNS上でも真似して踊る動画が増え、ダンスは今の世の中にバズを起こしやすい方法の一つになっているのだ。
そういった時代の流れからも大きな反響を呼ぶ放送回になることが予想される「名曲だらけの踊る10時間生放送!」の見どころを、4つの軸を立てて紹介したい。
ミュージカルのプロたちによるステージ
今回の放送は歌手だけではなく、ダンス+歌+演劇を組み合わせて観客を魅了するミュージカル界からの出演者もいる。劇団四季ミュージカル『キャッツ』に始まり、ジャニーズミュージカル 『JOHNNYS’ mini IsLAND』(東山紀之・King & Prince・ジャニーズJr.)といった本来は劇場でしか観ることができないステージが展開されるほか、映画『グレイテストショーマン』で知られる女優のキアラ・セトル登場時には、全国高等学校ダンス部選手権で2連覇の記録を持つ登美丘高校ダンス部とのコラボステージ「This Is Me」が披露される。
ダンス&ボーカルグループそれぞれの持ち味
ダンス&ボーカルグループでは、嵐、A.B.C-Z、KAT-TUN、関ジャニ∞、Kis-My-Ft2、King & Prince、ジャニーズWEST、Sexy Zone、NEWS、V6、Hey! Say! JUMPといったジャニーズ勢が大集結するほか、E-girls、三代目 J Soul Brothers、TWICE、Perfumeなど幅広いラインナップが揃っている。様々なジャンルのダンスを見比べることで、それぞれのグループの持ち味を楽しむことができるだろう。アイドルグループからは、その独特な振りが「前衛演劇のよう」とも評されている欅坂46のパフォーマンスにも注目したい。