嵐 二宮和也、木村拓哉との共演で変化遂げる? 映画『検察側の罪人』沖野と最上にも重なる関係

 今年の春に放送されていた『ブラックペアン』(TBS系)では時に相手を罵倒する台詞を放つ天才外科医を演じた二宮。そこでは正直なところあまり似合っていない印象を受けたが、本作で同じように強い語調で被疑者を詰問する姿は、その“似合わなさ”がかえって最上の影響を受けながら自分を模索し続ける沖野という存在にぴたりとハマる。

 さらにインタビューの言葉を引用すれば「作品に対する姿勢も、現場の雰囲気づくりも完璧。あれほど高い意識で仕事する人はなかなかいない」と俳優としての木村の姿勢に脱帽している二宮。木村の影響を間近で受けたことで、俳優としても嵐のメンバーとしても、そしてひとりの人間としても大きな変化を遂げるのではないだろうか。

■久保田和馬
映画ライター。1989年生まれ。現在、監督業準備中。好きな映画監督は、アラン・レネ、アンドレ・カイヤット、ジャン=ガブリエル・アルビコッコ、ルイス・ブニュエル、ロベール・ブレッソンなど。Twitter

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