NEWS、15周年記念公演で見せたグループへの愛 覚悟と気迫感じたステージを振り返る
8月11、12日に東京調布市・味の素スタジアムでNEWS結成15周年を記念したコンサート『NEWS 15th Anniversary LIVE 2018 “Strawberry”』が行われ、2日間で11万人を動員した。
6月からの2カ月間は、メンバーももちろん大変だっただろうが、ファンの中には複雑な気持ちを抱えながら過ごしてきた人も多かったことだろう。NEWSはこのステージで一体どんなことを語るのか、何をみせてくれるのか、その一心で会場へ向かった。
NEWSメンバーの“NEWS愛”
初日の開演間際、2万人ほどの観客が入場できておらず、18時の開始予定が20分ほど遅れてのスタートとなった。当初予定していたMCの時間をカットすることが急遽決定、残された時間をパフォーマンスに充てた。
青空から夕暮れ、そしてペンライトの明かりがきれいな夜と、スタジアムならではの景色を楽しみ、最後は1,000発の花火でクライマックスへ。夏らしい楽曲も多いNEWSだけに、タオルをぶんぶん振り回して盛り上がるステージでは、5年前の秩父宮ラグビー場公演を彷彿とさせるような、これぞ“NEWSの夏”といったパフォーマンスを見せた。
デビュー当時から歌い続けているヒットソングは、ファンも慣れた様子で振りつけを一緒に。手越祐也と増田貴久によるユニット・テゴマスの登場に会場が歓喜する一幕もあれば、バンドの生演奏をバックに大人なNEWSを見せるなど、演出によって表情ががらりと変わっていたのもNEWSらしいステージだった。
8月21日放送の、小山慶一郎がパーソナリティを務めるラジオ番組『KちゃんNEWS』(文化放送『レコメン!』内)では、2年半ぶりにNEWSのメンバー4人が揃って登場。ライブを振り返った。
エンドロールでファンが「生きろ」(9月12日発売シングル曲)を歌ってくれたことを受けて、小山が「最後の最後までファンの方が……まだ発売してないんですよ」と感動したことを伝えた。
また、生バンドを携えてのステージに反響があったことを喜び、これまでのレコーティングやセッションで交流のあるバンドメンバーが出演したことを増田が明かした。
「夜よ踊れ」についても、バンド演奏によって違った雰囲気が醸し出されたことに、加藤シゲアキが「こうなるんだ!」と感動したと言い、ライブならではのステージをメンバーも楽しんでいたようだ。
そして、これまでもNEWSの衣装を手がけてきた増田。過去4年ほどかけてメンバーカラーを使った衣装を作ってきたことを明かし、この15周年ライブでは、それぞれのメンバーカラーの衣装で登場した。こんな仕掛けがなされていることを、誰が想像しただろう。NEWSメンバーによるNEWS愛を感じた部分だ。