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パスピエが『ネオンと虎』で更新した“らしさ”と“新しさ” 『カムフラージュ』ツアー東京公演を観た

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 そしてこの日、もっとも強く心を揺さぶられたのは、前日と同様に本編の最後に置かれた「恐るべき真実」だった。やはり『ネオンと虎』に収録されたこの曲は、成田のルーツであるドビュッシーを想起させるピアノのフレーズ(ここまで弾きまくっている楽曲はおそらく初めて)、クラシカルなボーカルライン、プログレッシブな楽曲展開、“決してひとつにはなれない。だからこそ求め合い、愛し合う”という普遍的なメッセージを込めた歌詞がひとつになったこの曲は、現時点におけるパスピエの最高到達点と言っても過言ではないだろう。

 アンコールでは「MATATABISTEP」「最終電車」を披露。それでも拍手と歓声はまったく収まらず、予定外のダブルアンコール「S.S」でライブは幕を閉じた。バンドの芯を太くしながら、“らしさ”と“新しさ”をダイレクトに見せつけた今回のツアーによって、パスピエの音楽はさらに前進を続けるはず。10月6日に日比谷野外大音楽堂で行われる初の野外ワンマンライブ(『野音ワンマンライブ“印象H”』)にも大いに期待したい。

(取材・文=森朋之)

      

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