乃木坂46 齋藤飛鳥、6作ぶりセンター抜擢の理由は? 生駒里奈不在の21stシングル選抜を分析
乃木坂46の21stシングル『タイトル未定』の選抜メンバーが発表された。
今作の単独センターを務めるのは齋藤飛鳥。齋藤が単独センターを務めるのは、15thシングル『裸足でSummer』以来、6作ぶりのこと。そのほか、2期生の鈴木絢音、3期生の梅澤美波、岩本蓮加が初めて選抜メンバーに選ばれた。
リアルサウンドで乃木坂46系の記事を多数執筆し、『「アイドル」の読み方: 混乱する「語り」を問う(青弓社ライブラリー)』の著者でもある香月孝史氏は、21st選抜メンバーの狙いを次のように語る。
「昨年の19thシングル『いつかできるから今日できる』は、映画/舞台『あさひなぐ』のキャスティングに準じてメンバーが選抜されたため、グループ全体の文脈から外れた少しイレギュラーな作品でした。そのため、乃木坂46というグループの歩みの上では、3期生を4名選抜し、生駒里奈さんの卒業作となった20thシングル『シンクロニシティ』が新たなフェーズを告げる作品となったように思います。その流れを継いだ今作の選抜でも3期生から5名が選ばれており、20thシングルから引き続き新世代メンバーを広く認知させていこうとする意図があるのでは」
香月氏は、齋藤飛鳥のセンター抜擢についてこう続ける。
「齋藤飛鳥さんが単独センターを務めるのは初センターとなった15thシングル『裸足でSummer』以来ですが、橋本奈々未さんが卒業センターを務めた次シングル『サヨナラの意味』のあとは17〜19thまでWセンター体制が続いていました。グループのリスタートを告げる20thシングルで久々に白石麻衣さんが単独センターを務め、その次の一手として選択されたのが齋藤飛鳥さんの単独センターということになります。生駒さんというグループを象徴するメンバーが卒業して最初のシングルでもありますが、白石さんや西野七瀬さんらに次ぐグループの顔になってきている齋藤飛鳥さんに、この先の乃木坂46を担う期待が込められているのだと思います」