ガールズグループEXID、日本初単独公演で「夢を越える挑戦を」 休止中メンバーとの生電話に涙

EXID、日本初ショーケースを観た

再び激戦区K-POPシーンから“夢を越える”

 「HOT PINK」で本編を終えたあと、「EXID! EXID!」と繰り返すフロアの声に呼ばれてアンコールへ。ビッグサイズのTシャツに着替えて再登場した4人は、ガーリーなヒップホップチューン「LADY」をパフォーマンス。残り1曲を前にしたMCで、デビュー7年目の彼女たちの口から日本活動への意気込みが語られた。

 「時間がかかってしまいましたが、長い間ずっと待っててくださった日本のファンの皆さん、本当にありがとうございます。今日は私たちにとって新しい挑戦だったと思いますし、これから先はさらなる挑戦です。私たちEXIDには『夢を越える(Exceed in Dreaming)』という意味が込められていますよね。これから私たちの前にはそんなワクワクすることが待っていると思います。日本でのスタートを今日皆さんと迎えられたことで良い気運が高まって、とても良いことがいっぱいあるんじゃないかと思っています」。温かい拍手を浴びて4人は、ラストにふさわしいハートウォーミングな「How Why」を届ける。そして現在勉強中だという日本語で「今日は本当にありがとう! また会いましょうー!」と別れを告げ、8月の再会を誓ってショーケースを締めくくった。

 TWICEのブレイクを皮切りに、BLACKPINK、MOMOLANDなど、日本デビューが相次ぎ再び激戦区となっているK-POPシーン。韓国女性グループと一口に言っても、例えば「シンクロ率の高いダンス」「曲のアプローチがゴリゴリのヒップホップ」「メンバー全員高身長で美脚」などさまざまな個性がひしめいており、その中でEXIDは、何を強みに、日本でどう受け入れられていくのか、日本デビュー以降どんな成長を見せるのか。まだまだ育っていく余剰を持つ、未知数な彼女たちの未来に注目だ。

■鳴田麻未
1990年東京都生まれ。ライター、編集者。2009年に都立工芸高校グラフィックアーツ科を卒業。同年夏から2016年まで7年半にわたって音楽ニュースサイト「音楽ナタリー」編集記者として、ニュース記事執筆、特集制作、企画、営業を行う。2017年1月より独立。Twitter:@m_ami_

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