V6が踊る“大人の色気”漂うダンスチューン 最新シングル映像から伝わるグループの現在地

 V6が、5月30日に49thシングル『Crazy Rays / KEEP GOING』をリリースし、今夜の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でパフォーマンスを披露する。本作は、井ノ原快彦の主演ドラマ『特捜9』(テレビ朝日系)の主題歌「Crazy Rays」と、WOWOWスペインサッカー リーガ・エスパニョーラのテーマソング「KEEP GOING」のダブルAサイドシングル。いずれも大人の色気が漂うダンスチューンで、踊るV6を存分に堪能できる作品に仕上がっている。

V6 / Crazy Rays(49th Single)

 V6の映像作品は、この春よりavexのYouTubeチャンネルでも楽しめるようになった。まるで映画のワンシーンのようなドラマチックな「Crazy Rays」のMVは、走るバスの中からメンバーが物憂げな表情で、雨降る夜の街を見つめる姿が印象的。洋楽テイストのグルービーなサウンドに、真心ブラザーズの桜井秀俊がつむいだ歌詞が、夜景を反射して光る雨粒のようにキラキラと輝く。<永遠なんかに興味はないけど/泣いたのさ>と歌えるのは、今のV6ならではだろう。決め過ぎないジャケットスタイルで軽やかに踏むステップ。ラフに見えながらも、ここぞというときにビシッと揃う緩急のついたダンスにも、大人の余裕を感じる。

 制作背景を丁寧に綴った公式サイトのSTAFF BLOGによると、日常を象徴するアイテムとしてバスを登場させ「日常のひとコマも、気持ちひとつで輝きに満ち溢れたものになるという心の世界を描いた」という今回のMV。ちょうどこれから雨が多くなる季節。メンバーと同じように車窓を眺めれば、憂鬱な気分を弾き飛ばしてくれそうだ。

V6 / 「KEEP GOING」(49th Single)

 一方、「KEEP GOING」は、『三宅健のラヂオ』(bayfm)で三宅が「ゲロムズダンス」と連呼してきた通り、V6史上最高難易度の振り付けが大きな見どころ。「ミュージックビデオ公開になったら、みんな召されるね。召されると思う。もう自信を持って、お届けできるね」とファンの期待値を上げまくっていた。にも関わらず、その予想をさらに上回る完成度のMVでファンを沸かせるのが、V6のにくいところ。シンプルなセットで、集中してダンスを味わえるのもうれしい。6人が一列に並んで見せるキャメルウォークは、どうやって動いているのかと何度もリピートして見たくなる。寄って見れば一人ひとりの丁寧な足首の動きが、引いて見れば6人の角度まで揃った脚さばきが美しい。

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