Google Play MusicがSpotifyやApple Musicに続けなかった理由 年内終了の報道を機に考察
最後にジェイ氏は、鍵となる人物として音楽部門グローバル責任者であるリオ・コーエンの名を挙げた。
「彼はもともとワーナーミュージックのCEOで、ヒップホップレーベル<Def Jam>にも携わった人物です。また、インディーズレーベル<300 Entertainment>も立ち上げて、MigosやYoung Thugなど若者に人気のあるアーティストを扱っていた。彼にはそういった新しい才能を発見する感覚があり、音楽業界との強いコネクションを持っているので、そこはGoogleにとってプラスだと思います。彼はGoogle Play Musicができた時にはまだGoogleに在籍していなかったので、もし新サービスができるならどんなものになるのか楽しみです」
Google Play Musicが終了するかは不透明だが、どちらにしても無料で動画を観ることが当たり前になっているYouTubeユーザーたちを、どう有料会員に誘導していくのかが重要になってきそうだ。
(文=村上夏菜)