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『the tripod e.p.2』インタビュー

m-floが語る、再結成への想いとそれぞれの現在地「今は間違ってることが面白いと感じられる」

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 昨年末に飛び込んで来たオリジナルメンバーによるm-flo再結成のニュース。それから3カ月。LISA、VERBAL、☆Taku Takahashiの黄金トライアングルによる、およそ15年ぶりの作品『the tripod.e.p.2』が到着した。このタイトルはメジャーデビュー作『the tripod e.p.』からの繋がりを明らかに示すものであり、ここからm-floの第二章が始まることが堂々と宣言されている。今回のインタビューでは、☆Takuがこれまで他言してこなかった再結成に向けた思いが明らかに。映画『去年の冬、きみと別れ』の主題歌となった「never」と、ミュージックビデオでのLISAの坊主ヘアーが話題になっている「No Question」の制作経緯はもちろん、3人の現在の音楽観やサウンド作りへの姿勢、さらには今後のm-floの行方まで、たっぷり語ってもらった。(猪又孝)【インタビュー最後にプレゼント情報あり】

VERBAL「LISAは1言うと100返してくれる」

――15年ぶりの再結成ですが、懐かしさと新しさ、どちらが強いですか?

☆Taku:懐かしく感じることが多いですよ。この感じだったな、みたいな。でも、発見も多いです。あ、こんなに制作作業が早くなったんだとか。

VERBAL:3人でスタジオに入ったときにしっくりきたし、そういう面では懐かしさを感じますね。楽曲制作するときも、いい意味で気を使わなかった。「こういうの、どうかな?」「ああいうの、どうかな?」とかどんどん言えるし、LISAは1言うと100返してくれるので(笑)。

LISA:あはは。

VERBAL:ただ、☆Takuとこうやって一緒にやるのも久しぶりだから。

――そうなんですよね。m-flo名義でのリリース自体が『FUTURE IS WOW』以来、4年ぶりになりますから。

☆Taku:だから新しい発見は全然ありますよ。大人になったし、いろいろと(笑)。いろんなものを吸収して視野が広くなったこととか、お互い感じてると思う。

――今回の再結成は、2016年12月のVERBALさんの事故が一つのきっかけになっているそうですね。VERBALさんが出演予定だったカウントダウンライブにLISAさんが代役として出演したことが呼び水になったとか。

VERBAL:でも実はその前に、☆TakuとLISAが2人でJ-WAVEのイベント(『Mercedes-Benz MUSIC FACTORY CHRISTMAS PARTY』)に出てるんですよ。

――そもそも、そのJ-WAVEのときに、なぜLISAさんに声を掛けたんですか?

☆Taku:J-WAVEの人に呼んでいただいて、「LISAさんと一緒に、クリスマスソングとm-floの懐かしい曲のライブをやってください」って言われて「いいっすよ!」って。

VERBAL:ビジネスから入った(笑)。

LISA:あはは、そういう感じだったんだ(笑)。じゃあ、その人に感謝だね。

――でも、そのとき、☆Takuさんの胸中には、どんな思いがあったんですか?

☆Taku:これは初めて言うことなんだけど、実はそのJ-WAVEのライブで復活につながってほしいなって願望はあったの。

LISA:マジで!? 私、今日それ初めて聞くんだけど。えー、ちょっと嬉しい。

――やっぱり、そうでしたか。というのも、m-floのリリースが止まっていたし、来年はメジャーデビュー20周年を迎えるので、☆Takuさんの中に何か思惑があったんじゃないかと思ってたんです。

☆Taku:思惑というより願望ですね。そう思ってたところに、LISAから電話が来て。

LISA:J-WAVEのイベントが終わってすぐ☆Takuに電話したんです。もう1回やらなきゃなって思ったから。離れたのは私だから。もう1回戻してっていうのは私の方だから、って。そのとき集まってくれたファンのみなさんの顔を見て、彼らは私たちを待ってるって思ったんです。もうこれは戻してもらわないと、お願いって。でも、その前に☆Takuがそう考えてたのは知らなかった。

☆Taku:誰にも言ってなかったからね。

――そんな矢先にVERBALさんの事故が起きたと。

☆Taku:そういうのは重なるもんで。こういうのって、みんなの気持ちがすごく大事で、僕がこうしようと思ってできるものじゃないっていうことはわかってたし、無理やりやろうとしたら空中分解することもあるから、あくまで願望だったんです。だから、すごく慎重に考えてた。

LISA:そうだったんだ。なんか☆Takuのこと、好きになっちゃったな。

☆Taku:その件についてはVERBALとは少し話をしていたけど、事故のあと改めて話したらVERBALもやっぱりそう思ってて。

VERBAL:前々から一緒にやりたいと思っていたけど、LISAの気持ちもあるので、現実的にどうなんだろうって思ってたんです。でも、DJやイベントの現場にいくと『Planet Shining』(2000年2月発売の1stアルバム)時代からのファンの方が「もうLISAとやらないんですか?」とか「やったほうがいいよ」とか結構直球で言ってくれるんです。

LISA:私も言われてた。「m-floじゃないLISAは聞きたくない」とか「LISAのソロはいらなくて、m-flo戻ってください」とか結構ダイレクトに言われてて。グサッとくるけど(笑)、でも言ってることはわかってて。

VERBAL:やっぱりファンの思いはそっちなんだなと。そんなときにJ-WAVEのイベントがあって、自然と「やった方がよくない?」みたいな流れになって。☆Takuに再結成の話を持ちかけられたときは「絶対いいと思う」って返した記憶があります。

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