THE COLLECTORSのレイジーな日曜日 Vol.1〜12ヶ月連続クアトロワンマン 初日公演レポート〜
THE COLLECTORSの快進撃はまだまだ止まらない! 12カ月連続マンスリーライブ開幕に寄せて
アンコールはステージ前方に躍り出たコータローがニコリと笑うと、思いっきりギターを掻き鳴らす。堰を切ったように「NICK! NICK! NICK!」の弾けるビートが襲ってくる。
「今年はまだまだ11回ここで観れるので。どんどんレアなナンバー、すごいナンバーやるからね!」
「僕はコレクター」のコールアンドレスポンスタイムでは、次回のマンスリーを含め、今後も貪欲な姿勢を崩さない約束を残し、すべて終了……のはずが、加藤が興奮気味に口開く。
「あー、もの足りないよね? 今日はちょっとレアナンバー多すぎてさ。自分との闘いが多かったから、みんな踊ろうぜ! Love is Like A!! Love is Like A!! Love is Like A!!」
最後の最後にセットリストになかった「恋はヒートウェーヴ(Love is Like A) HEAT WAVE」。軽快なビートに合わせステージもフロアも一心不乱に踊り、2018年一発目のホームパーティーは幕を閉じた。16時スタート、アンコール含め、約1時間50分。貫禄のライブをたっぷり堪能して、まだ18時前。ロビーに置かれたInstagramパネルのハッシュタグの言葉を借りれば、「#ライブ後余裕で飲みに行けます」。最高に粋な大人の計らいじゃないか。
日本武道館の大舞台はTHE COLLECTORSに似合っていたし、赤いカーテンが彩る中野サンプラザも良かった。日比谷野音の開放感もいい。だが、そういった特別ではないホーム感が、ここ渋谷CLUB QUATTROにはある。加藤が言うように、今年はまだ11回ここで観られるのだ。果たして次回以降、どんなセットリストを考えているのだろう? 加藤の衣装を含め、今日の様子を見るとまったく予想がつかない。
(写真=鈴木友莉)
■冬将軍
音楽専門学校での新人開発、音楽事務所で制作ディレクター、A&R、マネジメント、レーベル運営などを経る。ブログ/twitter
■ライブ情報
THE COLLECTORS CLUB QUATTRO MONTHLY LIVE
『“LAZY SUNDAY AFTERNOON”@SHIBUYA CLUB QUATTRO』
1月21日(日)
2月18日(日)
3月18日(日)
4月15日(日)
5月13日(日)
6月17日(日)
7月15日(日)
8月19日(日)
9月16日(日)
10月14日(日)
11月18日(日)
12月16日(日)
開場 15:15/開演 16:00
チケット一般発売:
1〜3月 2017年12月17日(日)
4〜6月 2018年3月11日(日)
7〜9月 2018年6月10日(日)
10〜12月 2018年9月9日(日)
チケット料金:
【前売】大人¥3,900/キッズ¥2,500
【当日】大人¥4,500/キッズ¥3,000
※スタンディング/D代別
■リリース情報
古市コータロー V.A.『ピラニア通りのブルース』
ALL Songs Selected by Kotaro Furuichi
価格:¥3,000(+税)
<収録曲>
01.悪魔のベイビー/寺内 タケシとバニーズ
02.風とオトコのコ/弘田三枝子
03.サイケな街/万里れい子
04.人生は気まぐれ/ザ・ゴールデン・カップス
05.サイケデリック・マン/ジャッキー吉川とブルー・コメッツ
06.KISS ~K・I・ダブルS~/万里れい子
07.ブラインド・バード/ザ・モップス
08.ラスト・チャンス/内田裕也とザ・フラワーズ
09.スネイク・ヒップ/日野皓正クインテット
10.クールな恋/ザ・ゴールデン・カップス
11.欲ばりな恋/ザ・モージョ
12.ロンリーガール/ザ・サマーズ
13.イエス・ノー・イエス/ザ・クラックナッツ
14.クレイジー・ミッドナイト/ザ・モージョ
15.電話でいいから You’ve got A Call Me/アウトキャスト