BRIAN SHINSEKAI × フルカワユタカ対談 2人の音楽家が邂逅し生まれた「東京ラビリンス」

BRIAN SHINSEKAI × フルカワユタカ対談 2人の音楽家が邂逅し生まれた「東京ラビリンス」

洗練されたポップスを作っている(BRIAN SHINSEKAI)

ーーBRIANさんは今回BRIAN SHINSEKAIというアルファベット表記のアーティスト名になって、同時にメジャーデビューを果たすとあって、「新しいスタートだ」という気持ちもあると思います。アルバムが完成した今、どんな風に感じていますか。

BRIAN SHINSEKAI

BRIAN:僕はこれまで色んな音楽性をコロコロと変えてやってきて、ハードロックからコミックソング、グラムまで色んなことをしてきました。でも、もともと僕はポップスが大好きで、それもちょっとエレクトロっぽいポップスや日本でもニューミュージックのような時代の音楽が好きなので。それこそ松任谷正隆さんのアレンジが好きだったり、オフコースやチューリップも好きだったり……。洗練されつつ、シティ感もありつつ、職人肌のポップミュージックが大好きなんですよ。そういう自分の人間性も考えて、「どういう音楽だったらナチュラルに作れるだろう」と思ったとき、するすると出てきたのが今回のアルバムの曲でした。だから変に無理もせず、憧れに引き寄せられたりもせず、胸を張って気負いなく音楽を作れるようになりました。

ーーいろんなことを試した結果、居心地のいい場所を見つけたという感覚なんですね。

BRIAN:そうですね。自分がやっていて気持ちよくて、他のアーティストの楽曲と並べて聴いていても自信を持って出せるのはこういう音楽だったのかな、と。これからも音楽性が変わっていくことはあると思いますけど、基本となる軸はこういうポップス作りが楽しいと思っているし、自分に向いているんだなと再確認できている感じですね。BRIAN SHINSEKAIは普通のフォーマットのバンドでもなく、シンガーソングライターでもないので、今後も様々な民族楽器を入れたり、フィーチャリングをしたりと色々な可能性があると思います。アルバム全編にワールドミュージックに近い雰囲気もあると思うので、メインストリームと実験的なところが面白い形で絡むものを作れるような気もしています。なので、基本軸は変わらないですけど、これからよりワールドワイドな音楽になっていくかもしれないし、音楽的にもエレクトロに限らず、色々と試してみたいですね。それがどんなポップスかというとまだ言葉がないかもしれないけれど、僕としては洗練されたポップスを作っているつもりです。あとは、アリーナやビックアーティストへの憧れもあって、Queenが一番好きだったりもするので、広い世界観の楽曲も作ってみたい。今回の『Entrée』というタイトルにはフランス料理の前菜や「入口」という意味があって、その一方でメインディッシュ的な肉料理という意味もある不思議な言葉なんですけど、スタートラインであり、かつ本質的なこの作品が、アーティストとしての地盤を固める第一歩になったら嬉しいです。

ーー『Entrée』はアルバムリリースに向けて楽曲を1曲ずつデジタル配信/サブスクリプションサービスで公開しているところで、リリース日当日にフルカワさんとの「東京ラビリンス」が公開されました。

BRIAN:それまでの楽曲がデヴィット・ボウイやPet Shop Boys、Underworldのようなロック色のあるエレクトロだからこそ、「東京ラビリンス」は世に出たときに、アルバムの印象がガラッと変わる曲になると思います。今回フルカワさんに参加してもらってアルバムの幅がすごく広がったと思いますし、僕としては、1曲だけど“12分の1ではない”曲になったと思っていますね。

フルカワユタカ

フルカワ:光栄です。僕は現場でギターを録って、そこで盛り上がってくれているのを見たのが一番嬉しかったですね。「12分の1じゃない」と言ってくれたことが全てですよ。

ーー今回をきっかけに、今後も2人のコラボレーションが見られるかもしれませんね。

フルカワ:機会があればぜひやらせてもらいますよ。こういうのは縁だからね。今回繋がれたということはきっとそれがあるということだし、また何か一緒にできたらいいよね。

BRIAN:そうですね。フルカワさんとやらせていただきたいことはたくさんありますけど、まずは僕がアーティストとしての基盤をきちんと作って、状況や気持ち、環境が整ったときには、またぜひご一緒させてもらえると嬉しいです。

(取材・文=杉山仁/写真=三橋優美子)

■BRIAN SHINSEKAI
『Entrée』
発売:2018年1月24日(水)
価格:¥2,593(税抜)
全12曲収録
<収録曲>
01. 首飾りとアースガルド
02. TRUE/GLUE
03. 東京ラビリンス ft. フルカワユタカ
04. FAITH
05. ゴヴィンダ
06. バルバラ
07. ルーシー・キャント・ダンス
08. CICADA
09. クリミアのリンゴ売り
10. Loving the Alien
11. 2045(Theme of SHINSEKAI)
12. トゥナイト

・ミュージックビデオ
首飾りとアースガルド
CICADA
ルーシー・キャント・ダンス【MV+メイキング】
トゥナイト【MV+Entréeティザー】
東京ラビリンス

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オフィシャルサイト

■フルカワユタカ
『Yesterday Today Tomorrow』
発売:2018年1月10日
価格:¥3,000(税抜)
01. revelation
02. シューティングゲーム
03. busted
04. 僕はこう語った
05. days goes by
06. デイジー
07. DAMN DAMN
08. nothin’ without you
09. バスストップ
10. no boy no cry
<プロデュース>
TGMX(FRONTIER BACKYARD)
<作詞>
M7: 須藤寿 (髭)
<ゲストヴォーカル>
M1: LOW IQ 01
M5: UCARY & THE VALENTINE
M8: 米田貴紀(夜の本気ダンス)
M9: 荒井岳史(the band apart)

ライブ情報
『yesterday today tomorrow TOUR』
2月11日(日)静岡Shizuoka UMBER
3月17日(土)岡山ペパーランド
3月18日(日)福岡Fukuoka INSA
3月21日(水)宮城LIVE HOUSE enn 3rd

『フルカワユタカ presents 「5×20」』
1月28日(日) 東京 新木場StudioCoast
特設サイト

『yesterday today tomorrow TOUR extra (acoustic live)』
全公演ゲスト:荒井岳史(the band apart)
2月12日(月) 鹿児島Live HEAVEN
2月18日(日) 福島Player’s Cafe
2月25日(日) 札幌musica hall cafe
3月10日(土) 京都SOLE CAFE
3月11日(日) 金沢もっきりや

オフィシャルサイト

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