WANIMAの黄金期はここからだ! 絶好調の『Everybody!!』チャートアクションから紐解く

 「テレビの影響力も昔ほどではない」といった、いかにもわかったふうな論調を、WANIMAはバンドのパワーひとつで壊しました。もちろん、ただ呼ばれるがまま露出していたわけではないのでしょう。NHKで放送されたドキュメンタリー『WANIMA 18祭 1000人のシグナル』が特に秀逸でしたが、WANIMAが何のために歌い、誰に対してエールを送っているのか、なぜあそこまで笑顔でいられるのか、そういうバンドのコアがよくわかる内容でした。「下手にテレビに出ると誤解される」とデメリットで考えず、マスメディアで自分たちの個性を活かすにはどうすればいいか、その可能性のみを熟考したのだと思います。笑顔の裏にある戦略の上手さ。これまたWANIMAの魅力です。

 『Everybody!!』はまだまだ売れるでしょう。それだけの訴求力と即効性を備えた曲ばかり。いったいこのモンスターバンドはどこまで行くのか。引き続き、興奮しながら追いかけていきます。

■石井恵梨子
1977年石川県生まれ。投稿をきっかけに、97年より音楽雑誌に執筆活動を開始。パンク/ラウドロックを好む傍ら、ヒットチャート観察も趣味。現在「音楽と人」「SPA!」などに寄稿。

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