NGT48、『リクアワ』で見せた圧倒的強さ STU48、AKB16期研究生ら若手も上位ランクイン

AKBグループ『リクアワ』レポート

 AKB48グループが、2018年1月19日、20日にTOKYO DOME CITY HALLにて、『AKB48グループリクエストアワー セットリストベスト100 2018』(以下、リクアワ)を開催した。同イベントはAKB48・SKE48・NMB48・HKT48・NGT48・STU48・SDN48といった、AKB48グループの楽曲全1,078曲の中からファンが自分の好きな曲に投票し、ベスト100を決定する。ファンだけでなく、メンバーも大いに盛り上がる10年以上続いているイベントだ。

チーム8「3年続けてトップ3にランクイン」

チーム8

 昨年の『リクアワ』1位はNGT48「Maxとき315号」で、チーム8「47の素敵な街へ」と1位争いを繰り広げた。今年も1位争いはNGT48とチーム8での対決となった。「Maxとき315号」が5位で発表されると会場はざわつき、そして4位に松井珠理奈(SKE48)のソロ曲「花占い」、3位にNGT48研究生の楽曲「下の名で呼べたのは…」がランクインした。

 2位の発表で会場のスクリーンにチーム8の「47の素敵な街へ」が表示されると、会場からは大きなどよめきが上がった。今年こそは悲願の1位を狙えるかと思っていたチーム8ファンが多かったからだ。だが、そのどよめきも直ぐに大声の「ガチ恋口上」に変わり、会場は大きな盛り上がりを見せた。チーム8は各都道府県からメンバーが集まり構成されたチームで、この日も46人(1人欠席)が参加した。今回、『リクアワ』に参加したグループの中でも最大人数で、「47の素敵な街へ」を披露。そのパフォーマンスと迫力は圧巻だった。

 岡部麟(茨城)は「本当は悔しい気持ちでいっぱい。普段なかなか集まれない47人のメンバーがこうして全員そろってパフォーマンスできるのはファンの皆さんのおかげです」と悔しさを滲ませながらも感謝の気持ちをステージで伝えた。それに対してファンからも大きな声援が起こり、会場は多いに盛り上がっていた。

 「47の素敵な街へ」は3年連続でベスト3にランクイン。10年以上の『リクアワ』の歴史の中でもそのような楽曲は他にない。1000曲以上の楽曲の中から毎年ベスト3にランクインできるのは、この曲がチーム8のファンから愛されている証だ。佐藤朱(宮城)は自身のトークアプリ755で「3年続けてトップ3にランクインできたこと、本当に感謝の気持ちでいっぱい!これからもさらに多くの方に愛される曲になるように、またここから頑張りたい」と語っていた。

NGTの存在感を見せつけた『リクアワ』「まるでNGT48の単独コンサート」

NGT48 研究生

 そして、1位に輝いたのはNGT48の「世界はどこまで青空なのか?」だった。昨年に続きNGT48の楽曲が『リクアワ』で2連覇を達成。またしてもNGT48は、同イベントで一番の存在感を発揮した。1日目に発表された86位として、「overture(NGT48 ver.)」までもがランクイン。「overture」は、劇場公演などのオープニング曲で、メンバーが登場して歌やダンスを披露しない曲だ。NGT48は1stシングル「青春時計」と2ndシングル「世界はどこまで青空なのか?」、劇場公演「誇りの丘」、そしてAKB48シングルのカップリング曲などがランクインした。全27曲を披露する様子は、まさに“NGT48無双”といったところだ。

 NGT48の楽曲が続く中、MC中に指原莉乃(HKT48)が柏木由紀(AKB48、NGT48兼任)に対して「新潟、凄くない? 歌いすぎ。まるでNGT48の単独コンサートだよ」とステージ上で話題にした。そのくらい、NGT48の見せ場は多かった。1つのチームでここまでランクインされるのは、長い『リクアワ』の歴史でも例のないことだ。

 1位に輝いた「世界はどこまで青空なのか?」でセンターを務める荻野由佳は、「皆さんがいっぱい応援してくださってとってもとっても嬉しい。この歌をもっと多くの方に届けられるように私たちらしいパフォーマンスをこれからも皆さんに届けたい」とステージからファンにコメント。卒業を間違に控えたNGT48のキャプテンの北原里英は「AKB48人生最後の『リクアワ』。NGT48みんなでステージに立てている今が本当に幸せ」と感謝を伝えた。

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