EXILE THE SECOND & 三代目JSB、2017年の活躍 個人の可能性を広げた1年を振り返る

三代目 J Soul Brothers:個人活動を経て、グループとしてさらに飛躍

三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE『J.S.B. HAPPINESS』

 1月1日、2016年11月からスタートした『三代目 J Soul Brothers LIVE TOUR 2016 ”METROPOLIZ”』の追加公演として名古屋、大阪、福岡でドームライブを行うこと、春にベストアルバムをリリースすることを発表し、2017年の始まりを迎えた三代目JSB。そして追加公演終了後しばらくは各メンバーがソロ活動に専念することとなった。

 『HiGH&LOW』シリーズを通して幅広い層から支持を獲得した岩田剛典、CRAZYBOY名義でラッパーとして活動するELLY、映画『たたら侍』など演技面で存在感を発揮した小林直己、ドラマや映画などの俳優業からラジオDJではトークの腕も発揮した山下健二郎、『TOYOTAGAZOORacing「G'sAQUA」』CMへのソロ出演や番組MCにも挑戦した今市隆二、HIROOMI TOSAKA名義でソロプロジェクトを始動した登坂広臣、『ニンゲン観察バラエティ「モニタリング」』(TBS系)への出演でファミリー層にも人気の高いNAOTO……各メンバーの個性を生かした活動でお茶の間にさらに認知度を上げると同時に、コアなリスナーにもその音楽的才能を届け、高く評価されていった。こうしたソロ活動の充実は、グループとしての成長に確実に繋がっている。

 9月からスタートしたツアー『三代目 J Soul Brothers LIVE TOUR 2017 "UNKNOWN METROPOLIZ"』は、開催2週間前に東京ドーム3公演を追加発表。この動きからも三代目JSBが持つグループ力への自信がうかがえる。筆者も同ツアーに足を運んだのだが、個人活動の成果もあってかファン層の幅が広がり、より開かれたライブになっていた。

 12月13日にはグループの1年を総括するようなシングル『J.S.B. HAPPINESS』をリリースし、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)をはじめとする音楽特番への出演など、年末にかけてグループでのパフォーマンスを目にできる機会も多い。この勢いのまま2018年も走り続けて欲しいものだ。

 次回はGENERATIONS from EXILE TRIBE、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの一年を振り返る。

(文=村上夏菜)

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