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モーニング娘。’17が新体制で示す、伝統と新しさ 64thシングル収録曲から分析

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 つんく♂プロデュースによる「邪魔しないで Here We Go!」「若いんだし!」の二曲は、“次なる一歩”を踏み出す心境をコインの裏表のように描き、世界的な音楽シーンの潮流を意識しつつもモーニング娘。らしさへと落とし込んだ良曲。ただ、J-POPとしては少なからずフックに欠ける部分もあるだろう。そこを更に補完するのがもう一曲の「弩級のゴーサイン」だ。つんく♂が総合プロデューサーから降りた2014年以降、ハロー!プロジェクトにソングライティング面で最も大きな貢献をしてきた作詞家の児玉雨子と作曲家の星部ショウが組み、編曲にアニソンなどを数多く手がけるYockeを迎えた同曲は、かなりアッパーなJ-ROCKナンバー。ブリッジにクラシックを思わせる壮大な転調部を入れ込み、一捻りの癖を加えている点はハロー!プロジェクトらしいとも言えるが、全体的にはライブ映えしそうな勢いのあるロックチューンとなっている。この曲は歌唱メンバーとダンスメンバーに分かれていることもあり、ライブパフォーマンスでこそ真価を発揮しそうだ。

モーニング娘。’17『弩級のゴーサイン』(Morning Musume。’17[Green Light of the Dreadnaught])(Promotion Edit)

 現在、モーニング娘。は“誕生20周年記念”と銘打ったコンサートツアー『2017秋~We are MORNING MUSUME。~』の真っ最中。そこでは、この最新シングル3曲はもちろんのこと、過去20年を彩る数々の名曲と、さらには未発表の新曲までが披露されている。常に形を変えつつも、20年間の歴史と伝統を受け継ぎ未来へとたすきを繋いでいくモーニング娘。。彼女たちの変わるものと変わらないもの、その両方がこの最新シングルには詰まっている。

■青山晃大
1983年生まれ、三重県津市出身。フリーランスの音楽ライター。「ザ・サイン・マガジン・ドットコム」「Qetic」「CROSSBEAT」他で執筆しています。

      

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