iPhone 8 / 8 Plus / X、いよいよ発売へ 音楽体験にも影響を与える新機能は?
日本時間9月13日、Appleの新製品発表イベント『Apple Special Event』が開催された。今回同イベントで発表されたのは、セルラーモデルとなり、IPhoneなしでもApple Musicのストリーミング再生が利用可能になったApple Watch Series 3、4K HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応したApple TV 4Kのほか、iPhone 8 / 8 Plus、そしてiPhone発売10周年を記念したモデルで顔認証を導入したiPhone Xだ。
iPhone 8 / 8 Plus、Xは前面、背面ともに耐久性のあるガラス製となっており、丈夫で耐水・防塵・防沫にも優れている。『FUJI ROCK FESTIVAL』のような雨が降りやすい野外フェスなどでの使用も問題なさそうだ。また、iPhone 7同様イヤホンジャックをなくしたほか、ワイヤレス充電となったことでよりスタイリッシュなデザインとなっている。
CPUにはA11 Bionicチップが導入され、処理速度が向上したため、よりなめらかでリアルなARを体験できるようになるという。まずは『Pokémon GO』のようなゲームアプリを中心に展開されていくことが予想できるが、今後ライブ中継などにも取り入れられていくだろう。iPhone 8 / 8 Plusは高画質なRetina HDディスプレイ、iPhone Xは有機ELを使用したSuper Retina HDディスプレイに加え、ホームボタンをなくし、ベゼルレス(縁幅のない)デザインとあり、ARを活用したMVやライブ映像を臨場感を持って楽しめそうだ。
そしてiPhone 8 Plus、Xには望遠・広角2つのカメラを搭載。さらに照明効果を手軽に調節できるポートレートライティング機能があるほか、これまでと同じ画質のビデオを半分のファイルサイズで撮影可能になるという。画質は1200万画素とiPhone 7 / 7 Plusとほぼ変わらないものの、オートフォーカス機能などが向上しているため、iPhoneで撮影したアーティスト写真やMVなどがより一般的になるかもしれない。
9月20日には新型iPhoneの発売に先駆け、iOS11がリリースされる。iOS11ではARアプリを手軽に開発できるARKitが搭載されるほか、Siriがユーザーの好みに合わせた音楽をリコメンドする新機能や、Apple Musicではプロフィールを作成し、ほかのユーザーをフォローすれば「友だちが聴いている曲」が表示されたり、自分が聴いている音楽をApple Music上でほかのユーザーとシェアできるようになるそうだ。