AKB48 チーム8、『会いたかった』公演で磨いた表現力 2年間の集大成見せた千秋楽レポート

チーム8『会いたかった』公演千秋楽レポ

「表現力を鍛えることができる公演だった」

 『ネ申』のセンターポジション争いで倉野尾に敗れてしまい、初日に出演することができなかった中野郁海。『会いたかった』公演では、倉野尾、坂口渚沙とともにセンターポジションを務めた。中野は倉野尾と一緒の公演に出たいという強い思いを持っていたが、同じポジションのメンバーが同時に出演することはできない。そこで中野は、センター以外のポジションの振り付けも習得。倉野尾がセンターを務める公演で共演を実現させた。同公演のセンターポジションで、他のポジションも兼任しているメンバーは中野だけ。中野のダイナミックなパフォーマンスや公演を盛り上げるトーク、ファンとの掛け合いは高く評価された。

  中野は、終演後のコメントで、『会いたかった』公演を以下のように振り返った。

「(パフォーマンスの)振り幅の大きい公演だった。例えばユニットで「渚のチェリー」をやっている。これは女の子らしくかわいらしい曲。その後に「背中から抱きしめて」という大人っぽい曲を披露する。そのため自分の中の表現力を鍛えることができる公演だった」

 中野だけでなく多くのメンバーが大きく成長できた公演だった。

 次はトップリードがプロデュースする『君も8(エイト)で泣こうじゃないか』公演が9月2日から始まる。新公演でセンターを務める太田奈緒は「初日のセンターはなかなか立てる場所でない。責任をもって頑張っていきたい」とMCで意気込みを語っていた。

(画像提供=(C)AKS)

■佐藤 仁
シンクタンク研究員。ポップカルチャーやエンタメ・コンテンツが国際社会や日本経済に与える影響を研究。例えば日本とアジアのソフトパワーの源泉はどこにあり、これからどのように進化していくのかについてミクロ(個人単位)からマクロ(社会全体)まで幅広い視点から探求。

<『会いたかった公演』セットリスト>
overture
嘆きのフィギュア
涙の湘南
会いたかった
渚のCHERRY
ガラスの I LOVE YOU
恋のPLAN
背中から抱きしめて
リオの革命
JESUS
だけど…

※アンコール
未来の扉
ニッポン48
チーム8の曲を披露。公演ごとによって異なる。

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