チーム8 大西桃香 VS NGT 中井りか、AKB総選挙アピール配信で激戦 新ヒロイン誕生なるか?

AKB総選挙、アピール配信でも激戦

 まもなく開催を迎える『AKB48 49thシングル 選抜総選挙』。5月31日には速報が発表された。実は投票だけでなくSHOWROOMで、もう一つのバトルが繰り広げられている。それが、5月25日から始まっているメンバーの選挙前のアピール配信イベントだ。

 昨年のAKB48総選挙から、メンバーらがSHOWROOMでアピール配信を行うようになった。現在では選挙前だけでなく、好きな時にメンバーが配信できるようになり、ファンとのコミュニケーションの重要なツールになっている。322人が出馬する今回の総選挙。ファンがSHOWROOMで無料のギフト(星のアイテム)を投げたり、コメントをすることによってポイントが加算され、毎日昼12時に翌日までの順位が発表される。このSHOWROOMアピール配信イベントでのポイント数自体は選抜総選挙の順位には一切関係ないが、それでもメンバーらの熱い戦いが始まっており、総選挙前の6月16日まで繰り広げられる。

 今年のアピール配信イベントの注目ポイントは、チーム8の大西桃香とNGT48チームNの中井りかの一騎打ちだ。圧倒的1位の大西とそれを追う中井。その後に大きく離れて他のメンバーが追随している。

 「朝5時半の女」大西桃香、ファンとの結束で「速西」達成!

 アピール配信イベント開始後4日目の現在、SHOWROOM配信で1位をキープしているのがチーム8の大西桃香だ。AKB48グループのファンの間では知らない人がいないくらい、大西はSHOWROOMではお馴染みだ。2016年10月から6カ月連続で毎朝5時半から配信を行っている大西は、「朝5時半の女」の異名を持つ。その結果、大西は一気にファンの間で有名になり、47thシングル曲「シュートサイン」では選抜入り、AKB48劇場公演『ミネルヴァよ、風を起こせ』のメンバーにも選出された。テレビやラジオ番組にも多数出演。さらにチーム8として新春ツアー、3周年コンサート、宮城ツアー、合宿など多忙だった。そのような激務のスケジュールの中、遠征先や合宿先からも、どのような環境でも毎朝5時半に配信を行い、ファンとコミュニケーションをとっている。すっぴんで眠そうな顔で配信している大西に、スマホの前のファンらも一生懸命に応援コメントを送る。チーム8は“会いに行くアイドル”がコンセプトだが、大西は“毎朝見れるアイドル”だ。

 チーム8は昨年の総選挙時では、配信に制限があり、メンバーは好きな時間に配信ができなかった。そのため昨年のアピール配信イベントでは上位に食い込むことができなかった。大西が毎朝5時半から配信を頑張って続けられるのも、好きな時に配信ができずにファンとコミュニケーションできなかった悔しさがバネになっていると語っていた。

「大西が1位を目指せるのはここしかない。1位を取りたい。去年の優勝が中井りかちゃんでNGT48の子なんでね。やっぱり勝ちたいし、自分のためにもチーム8のためにも勝ちたい。絶対に負けたくないし、中井りかちゃんも1位を取るって言っていたらしいので、頑張ります。でも、正直1位を取ったからといってこのイベントはご褒美とか何もない。1位を取ったらイベント1位という名誉が貰えるので、もうその名誉が欲しいです。それがいいですよね。ご褒美があってそれを目指して頑張るとかじゃなくて、大西は名誉が欲しい。1位という名誉が欲しいから頑張れる。1位をチーム8に持って帰れたら最高ですね」

 アピール配信イベント開始時に語られた、この大西の熱い思いにファンらが応え、大西は他メンバーを大きく引き離し、イベント開始から毎日1位を維持。普段は毎朝5時半と夜の配信だが、今回のイベントでは多くの人に見てもらえるように、昼や夕方にも配信し、食事を作ったり、髪型アレンジをするなどファンが飽きないように、かつ新たな大西の魅力を見つけられるような工夫を凝らした配信をしている。

 まさにSHOWROOMで大西は覚醒した。ここでの1位は大西としては絶対に譲れないものであり、なにがなんでも獲得したいところだ。

 また、大西は今回のアピール配信では“イベ西”を掲げ、「速報で呼ばれたい」「目指せ!速西」とファンにAKB総選挙の投票方法を書いて説明していた。さらに総選挙ランクインの公約として沖縄公演の時にもファンに好評だった“大西落とし”をやるとSHOWROOMで宣言。そして、その大西の思いはファンにも通じた。5月31日に開催された選挙速報では、5,218票を獲得して、61位にランクイン。毎朝5時半から大西のSHOWROOM配信を見に来るファンは、やはり「ガチ」だった。速報発表後にもSHOWROOMでファンに感謝の意を伝え、次は「大西ドリームを目指したい」とアピール。この勢いを本番の総選挙のランクインにも繋げたいところだ。

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