スダンナユズユリー『CALL ME NOW』インタビュー
スダンナユズユリーが語る、目指すユニット像「かわいさとヒップホップをブレンドしたい」
スダンナユズユリーの2ndシングル『CALL ME NOW』が、8月9日に発売された。スダンナユズユリーは、E-girls/HappinessのパフォーマーYURINOと須田アンナ、そして 、E-girlsのボーカル武部柚那の3人によるガールズ・ヒップホップ・ユニット。今年3月のデビューシングル『OH BOY』のスマッシュヒットから約5カ月、ライブパフォーマンスやLDH所属の他アーティストとの共演を経てリリースされる本作『CALL ME NOW』は、YURINOのアイデアを発端に、メンバー自身の作詞で制作された一曲だ。強気な女の子が好きな男の子に「いますぐ電話してよー!」とお願いする様子を、等身大かつユニークなリリックと、ポップなストリート感覚で表現している。E-girlsが新体制となる「E.G.family」を打ち出し、その1ユニットとなったスダンナユズユリーが、ヒップホップ・アーティストとしてどんな進化を遂げているのか。その現在地に迫った。(編集部)
須田「絆をユニットとしての強みに」
ーーE-girlsが新体制になり、スダンナユズユリーはE.G.familyの1ユニットという位置付けになりました。3人はE-girlsのメンバーでもあり、YURINOさんと須田アンナさんはHappinessのメンバーでもある。新体制になって、変わったことは?
須田:私たちは意外と、心境の面ではあまり大きな変化はありませんでした。というのも、今までとはユニットの位置付けなどは変わっても、私たち自身がやっていること自体はほとんど変わらなかったからです。なので、今まで大切にしてきたものを、今後もしっかり継続していくのが、まずは目標とするところですね。活動の幅はどんどん広がっているので、これからも夢を叶えるために今まで通り全力で頑張りたいです。スダンナユズユリーは唯一、メンバー全員がE-girlsとしても活動しているので、そういう意味でも結束力が強いし、その絆をユニットとしての強みにもしていけたらなと思います。
武部:E-girlsが11人になったのは、良い意味で私たちにも刺激がありました。よりいっそうそれぞれの個性を知ってもらえるチャンスだと思っていて、実際にファンの方にもそれが伝わっている手応えがあります。一人ひとりがやりたいことを明確にできたことで、活動の幅も本当に広がりました。
YURINO:新しいE-girlsは、ダンスのジャンルや見せ方も変わっているので、そのテイストに合わせたパフォーマンスができるように頑張っている最中です。Dreamの皆さんが卒業するということで、最初は不安もあったのですが、先輩方に教わったもの、そしてその背中をずっと見て学んできたものが、今はしっかり活きてるように思います。リーダーがいないことで、一人ひとりがE-girlsを背負っているという想いは、前よりも強くなりました。
須田:Happinessは、リーダーのMIYUUちゃんがコレオグラファーに特化していて、本当に頑張ってくれています。これまで以上に、ものすごくHappinessについて考えてくれているし、コレオグラファーとしても実力をどんどんつけていて、身近で見ていてすごく刺激を受けます。やっぱり、同じグループのメンバーが頑張っているのを見ていると、私たちも自分のやるべきことを頑張ろうと思いますね。Happinessは、E.G.familyの中でも特に、最先端の音楽を取り入れた楽曲にもどんどん挑戦しているので、そういう一面を見せていけたらと思います。誰もやっていないことをしていこうと、メンバーやスタッフと日々話し合っています。
ーースダンナユズユリーも、よりいっそうカラーが明確になっている印象です。先日のE-girlsのライブ『E-girls LIVE 2017 ~E.G.EVOLUTION~』では、CRAZYBOYの紹介からパフォーマンスがスタートしていて、DOBERMAN INFINITY主催のイベント『DiSLAND』でのライブでは、DORBERMAN INFINITYとステージで共演も果たしていました。
須田:LDHの中でも、ヒップホップに特化している方々に仲間入りできたのは本当に嬉しいです。メインストリームで尖った表現に挑戦できるのは本当に恵まれていると思うし、実力のある方々と接する機会はなによりも勉強になります。でも、毎回緊張ばかりしてばかりいるので、今後は自分たちのこだわりもちゃんと表現に落とし込んで、色々と発信をできるようにしていきたいです。DORBERMAN INFINITYの方々は、自分たちで考えて色々な表現をしているので、いつかはスダンナユズユリーもああいう風になりたいと思いました。
YURINO:今回、「E.G.EVOLUTION」の演出でELLYさん(CRAZYBOY)にご協力いただいて、イベントではDORBERMAN INFINITYの方々と一緒にマイクを握ったことで、これまでとは違う見せ方をすることはできたと思います。ただ、今回はどちらも一度きりのコラボだったので、いつかはちゃんと曲としてコラボを実現したいですね。そのためにも、もっと私たちもスキルを磨いて、成長していかなければいけないと思います。
武部:ELLYさんとのコラボは、観客の皆さんからの反響がすごかったです。とても緊張していたんですけど、ファンの方々にも好評で嬉しかったです。先輩方とコラボする機会は、これまであまりなかったので、とても刺激的な経験になりました。