乃木坂46、18th選抜で3期生大園&与田Wセンター起用の理由とは? グループの動向から分析

 続けて、今回の選抜は先日『乃木坂46 真夏の全国ツアー2017』で発表された『アンダーライブ〜九州シリーズ〜』やアンダーメンバーによるアルバムが待っていることを見据えた布陣であると推察する。

「前作よりも選抜人数が絞られ、3期生2名が加わったことで、アンダーメンバーの人数は増加することになります。2期生の選抜メンバーが減っていることなど、メンバー配置をめぐる葛藤は残りますが、18thシングルの期間には『アンダーライブ〜九州シリーズ〜』や、初の試みとなるアンダーアルバムといった、アンダーメンバーが大きな役割を背負うイベントが続きます。春の東京体育館公演でも強いプライドを見せたアンダーメンバーが、ここで何を示せるかに注目したいです。また、現在発表されているアンダーライブ九州シリーズの出演メンバーに3期生の名前は記されていませんが、18thシングル期間に3期生全体としてどのような活動をしていくのかも、今後に向けてのポイントかなと思います」

 最後に香月氏は、11月に開催が決定したグループ初の東京ドーム公演を踏まえ、今後への期待を語った。

「先日行なわれた神宮球場でのライブでは、1期生から3期生までが期別にパフォーマンスを行なってグループの層の厚さを見せつけましたが、このライブはある意味で3期生がグループ全体に本格的に合流する第一歩だったと思います。神宮球場に続いてこれから各地で全国ツアーが開催されますが、例年全国ツアーでは夏曲のセンターが大きくフィーチャーされるため、この18thシングルを踏まえてさらに3期生がグループに溶け込んでいく機会になるはずです。そして、ツアーの締めくくりには、先日発表された東京ドーム公演という一つの集大成が控えます。全国ツアーを経た乃木坂46が、その大きな場所でどのような形を見せ、何を表現するのか楽しみです」

 3期生をフィーチャーした18thシングルと、アンダーメンバーによるアルバムリリースとツアー開催で、グループはますます全体としての充実を迎えていく。今後の全国ツアーは、その勢いをさらに加速させるものになるのだろうか。

(文=中村拓海)

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