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3rdアルバム『生まれてから初めて見た夢』リリースインタビュー(その2)

乃木坂46 久保史緒里と山下美月が考える3期生の現在地 「フレッシュさ以外の武器を持ちたい」

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 乃木坂46が5月24日にリリースした3rdアルバム『生まれてから初めて見た夢』には、3期生の楽曲「三番目の風」「思い出ファースト」、そして3期生が1、2期生とともに歌唱するグループ全員曲「設定温度」が収録されている。昨夏に乃木坂46に加入し、昨年末から本格的に活動を始めた乃木坂46の3期生は、わずかな期間に乃木坂46のシンボル的なイベントを複数経験し、また12人のチーム感を高めるように活動を積み重ねてきた。

 およそ半年で、これまでグループになかったタイプのカラーを発揮している3期生たちは現在、乃木坂46の一員としてどのような意識を獲得しているのだろうか。3期生単独の公演で強い存在感を示した久保史緒里と山下美月に、ここまでの歩みを語り尽くしてもらった。(香月孝史)

「『プリンシパル』は一幕から三幕までずっと『自分』を演じていたつもり」 (山下)

――本格的に活動がスタートしてからの半年間、3期生として大きなイベントを次々に経験してきたと思います。まずは2月に行なわれた3期生単独の演劇公演『3人のプリンシパル』について訊かせてください。第一幕のオーディションで直後に行なわれる第二幕の配役が決まる『プリンシパル』シリーズは、乃木坂46が結成初年度から行なってきたものですが、『プリンシパル』にはどんな印象を持っていましたか?

山下:やっぱり乃木坂46には『プリンシパル』のイメージが強いです。アイドルというと歌やダンスというイメージだったし、最初に『プリンシパル』という企画を知った時は、新しいなと思っていました。

久保:発表されたのが、3期生にとって初めてのイベントだった昨年12月の『お見立て会』だったんですが、まさか自分たちがやるなんてまったく想像はしてなかったですね。

――『プリンシパル』は配役が日々変わっていく特殊な演劇公演なので、一つの役だけを覚えていても対応できませんよね。稽古の段階からそういうことも考えなければいけないのは大変だと思います。

久保:舞台もまったくやったことがなかったので、何を最初にやったらいいのかもわからなくて。演出家の方にまずは台本を読み込んで、まず一つの役から覚えることに徹しなさいって言われたんですけど、一つの役すら覚えられなくて。最初の頃は覚えるのに苦戦したなという記憶ですね。

山下:私は二幕でやる演劇の原作『銀河鉄道の夜』を読んだことがなかったので、まずは原作を読み込むことから始めて、その後に舞台用の脚本を読み込んで、という繰り返しでした。私たちのファンの方々も観に来てくださるけれど、もともと「銀河鉄道の夜』というお話が好きで観に来たいって思ってくださる方もいらっしゃるかもしれない。そういう方たちの前でやっても恥ずかしくないようなお芝居をしたいという気持ちがあったので、とにかく原作を読み込んで役を深めていこうと思いました。

久保:アイドルは、楽曲や振付を作っていただいてそれを覚えて、その中でいかに可愛く見られるかなどを研究していくものだと思っていたので、もともと原作があるものをやらせていただく大変さも感じていました。

――毎公演、どの役を演じるかわからないし、自分が二幕で役をもらえるかどうかもわからないのが『プリンシパル』です。毎日、気持ちを整えて臨むのは難しくありませんでしたか?

山下:『プリンシパル』は一幕にオーディションがあって二幕が舞台、舞台が終わって三幕にミニライブという流れです。ただ、私は「銀河鉄道の夜」を上演する二幕だけを演じるのではなく、一幕から三幕までを通して、ずっと「自分」を演じていたつもりでした。オーディションを行なう第一幕では、舞台に入ってきて「何番、山下美月です」っていう一言の自己紹介から始まるんですけど、そこからもう本当の山下美月というよりは、役に入り込んで作っていく。なので、そこから気持ちはできていたかなと思います。

久保:もちろん自分が出てはいるんですけど、舞台上でオーディションをやっている自分と普段の自分とは違うというか。オーディションに来ている一人の女の子である「久保史緒里」役として舞台に立っているという意識でした。私の場合は、三幕のミニライブは素の自分で楽しんじゃってた部分もあるんですけど。

山下:舞台全体を観に来てくださったお客さんに、一つのエンターテインメントを見せることが大前提だと思うから、それはずっと意識していました。二幕に出られるのは3人だけだし、一幕のオーディションでは悔しいっていう気持ちやいろんな感情があるけど、『プリンシパル』という舞台を作っているのは12人全員。そこでお互いがライバルだからといってまとまらなかったら、お客さんには楽しんでもらえないと思うし。

久保:自分が選ばれなかったときの悔しさはもちろんあるんですけど、その日の公演で選ばれた子のオーディションでの姿も見ているから、「この子のパフォーマンスがよかったもんなあ。この子が二幕に出ればそりゃ素敵になるよな」ってお互いを評価しあえる関係だったと思います。

――『プリンシパル』の期間で考えたことや得たものって何でしょう?

山下:もちろんチーム全体で稽古を積み重ねていくんですけど、やっぱり一人一人の戦いでもあるんですよね。台本を覚えるのが大変だったり演技をするのが初めてだったり、それぞれに苦戦している部分も違うから、もっと成長するためにどうしたらいいのか一人一人が考える必要があったんですよ。グループも大切だけれど、個人でアイドルとしてこれからどうやって戦っていくかということをすごく考えました。

久保:一番記憶に残っているのが一幕のオーディションの自己PRです。私は毎公演、違うことをしたかったんです。お客さんの前でいかに自分をさらけ出せるか、自分を捨てられるかが自分との戦いというか。公演を積むごとに殻が破れてくのが自分の中でもわかりました。舞台で恥を捨てるということを学べたというか、強くなったかなと思います。

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