NEWS 増田、JUMP 岡本、A.B.C-Z 塚田…盛り上げ役だけではない“いじられキャラ”の魅力とは?
A.B.C-Z・塚田僚一
A.B.C.-Zではバラエティ番組やラジオなどで五関晃一のいじられキャラが目立ってきているが、敢えて王道の塚田を挙げたい。塚田の場合、メンバーや番組ゲストだけでなく、ファンからもいじられている節がある。2016年に行われたツアー『A.B.C-Z Star Line Travel Concert』東京公演でのこと。塚田はソロ曲「へそのお」を披露したのだが、オケがなく、自分でピアニカを吹きながらアカペラで歌った。そして、途中から観客に歌わせるという行動に出たのだ。颯爽とステージに出てきてたどたどしいピアニカを披露し、後半は観客に歌わせ素早く去っていくと、客席から「えー!?」と声が挙がっていた。ジャニーズのコンサートで、「キャー!」ではなく「えー!?」と声が挙がったのは初めてではなかろうか。しかし、この「えー!?」はブーイングではなくファンからの一斉のツッコミと言うべきだろう。明け透けでまっすぐな塚田のキャラクターは、ファンからのいじりでも輝くのである。
「いじられキャラ」の彼らだからこそ生まれる笑いは、ジャニーズにとってなくてはならないものとなっている。メンバー、スタッフ、そしてファンからの愛のあるいじりで、より一層彼らは輝くことができるのだろう。
(文=高橋梓)