森朋之の「本日、フラゲ日!」vol.46
バンドシーン期待の4組! D.A.N.、DYGL、Official髭男dism、yonigeの新たな“傑作”を聴く
“恋人に向かってアボカドを投げつけてしまった女の子”を歌った「アボカド」で注目を集め、昨年7月に発表されたミニアルバム『かたつむりになりたい』が「第9回CDショップ大賞2017」関西ブロック賞を受賞するなど存在感を強めているyonigeの新作『Neyagawa City Pop』。“City Pop”を含むタイトル通り、全編を通してポップスとしてのクオリティがさらにアップしている。それを端的に示しているのが1曲目の「our time city」。キャッチーなギターリフ、感情の移り変わりをリアルに反映したメロディライン、そして、<一体なにが起こるのかな/怖くはないよ ぼくら1994だから>というフレーズとともにサビに突入するときの気持ち良さ。スカッと抜けのいいサウンドメイクを含め、この曲はyonigeの新たな代表作として広まっていくはずだ。
■森朋之
音楽ライター。J-POPを中心に幅広いジャンルでインタビュー、執筆を行っている。主な寄稿先に『Real Sound』『音楽ナタリー』『オリコン』『Mikiki』など。