菅田将暉は“同世代の仲間”の中でさらに輝く 歌手ソロデビューへの期待

 菅田将暉が、6月7日に『見たこともない景色』で歌手ソロデビューを果たす。現在、音楽配信サイトでは、表題曲が先行配信中だ。

 これまで、菅田将暉は俳優として作品のなかで度々ミュージシャン役を演じてきた。2016年10月に公開された映画『何者』では、バンドマンの大学生・光太郎を演じ、OVER MUSICのボーカルとしてライブパフォーマンスを披露。また今年1月には、映画『キセキ ーあの日のソビトー』でグリーンボーイズとしてGReeeeNの楽曲をカバーし、CDをリリースした。その際には『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演し、GReeeeNの10周年ライブのオープニングアクトを飾った。その他、『ファンタ』のCMでラップを披露したり、バラエティ番組でギターを弾いたりプライベートでもスタジオに入ってバンド練習をしたりと、音楽好きの俳優として知られている。

 「見たこともない景色」は、菅田将暉が出演するau『三太郎』シリーズの「応援」篇のCMで使用されており、サッカー日本代表の応援ソングでもある。作曲は、YUKI、木村カエラ、Aimerなどにも楽曲を提供している、agehaspringsの飛内将大が手がけている。

菅田将暉「見たこともない景色」Short Ver.

 同曲は、鍵盤によるリフが印象的なイントロから幕を開け、8ビートを用い、全編においてスケール感と疾走感がある。間奏部分には重厚なコーラスワークも盛り込まれており、サッカーの応援ソングにふさわしい、スタジアム・ロック・ソング的なムードも漂う。そして、そのサウンドをさらに加速させるように、菅田将暉は熱量の高い歌声を披露しており、MVの中では青いテレキャスをかき鳴らす姿も。また、MVには、『何者』の劇中バンドOVER MUSICと同じ布陣である、シミズコウヘイ(Gt)、越智俊介(Ba)、タイヘイ(Dr)も参加(それぞれ、2017年3月に解散したカラスは真っ白の元メンバー)。同世代である彼らに囲まれバンドの一員としてパフォーマンスする菅田将暉は、役者として何かを演じている時とは異なる等身大さがあり、いきいきと輝いている。

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