ORANGE RANGEが日本武道館に帰ってきた! 15年の“縁”はどう歌い継がれる?

ORANGE RANGE武道館公演レポ

 ORANGE RANGEが2月25日、『ORANGE RANGE LIVE TOUR 016-017 〜おかげさまで15周年! 47都道府県 DE カーニバル〜』の東京公演を開催した。同公演は、ツアーの46公演目として、8年2カ月ぶりとなる日本武道館にて行われた。

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 開演前、会場の外には多くの人が集まり、久々の再会を果たしたような会話を多く耳に挟む。スタッフからこの光景を伝えられたメンバーがライブ中のMCでも触れていたが、この日のライブには、バンドの15年の活動を凝縮した時間を“同窓会”のように楽しむ雰囲気があった。

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 会場の消灯と同時に観客の歓声が鳴り響き、音楽に合わせ手拍子でメンバーを迎える。RYO(Vo)が「最高のカーニバル始めますよ」と合図して、1曲目の「以心電信」でライブをスタートした。同曲では、ほぼメンバーと観客とが交互に歌詞を歌い、掛け声を交わし合う。“つながっている”という楽曲のメッセージが、会場に響く多数の声によって表されているようだった。

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二松学舎大学付属高等学校の吹奏楽部とORANGE RANGE

 演奏が終わると、すぐにYAMATO(Vo)が「さぁさぁ、今日集まってくれた人たち、お暑いの好きなんでしょうね?」と煽りはじめる。「ロコローション」「チャンピオーネ」「イカSUMMER」とアッパーなナンバーを披露し、会場は外の寒さとは打って変わる真夏のような熱気に包まれた。近年のORANGE RANGEのツアーでは、各地の高校の吹奏楽部とのコラボステージが度々行われており、この日も「チャンピオーネ」と「イカSUMMER」で、二松学舎大学付属高等学校の吹奏楽部と共演。HIROKI(Vo)が「緊張していますか? 俺らが君たちの年齢の時に武道館なんて立てなかったからね。いい経験になってくれたら」と共演した高校生に話しかけていた。ORANGE RANGEは、高校生の時にインディーズデビューを果たしている。共演した学生と、デビュー当時のメンバーの姿を重ねるようにして、より感慨深く時の流れを感じさせた。そして、ブラスバンドを迎えた2曲の演奏は、金管楽器の音が跳ねるように響き渡り、より一層会場をパーティー空間に彩っていた。

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