宇多田ヒカルが行う、配信放送の新たな試みーー国内初3DVR/2D生中継イベントへの期待

宇多田ヒカルが行う、配信放送の新たな試みーー国内初3DVR/2D生中継イベントへの期待

 そして、嬉しいサプライズも用意してくれた。『Fantôme』に客演参加したラッパーのKOHHと、ソングカバー・アルバム『宇多田ヒカルのうた』リリース記念に行われたDOMMUNEでの配信番組でDJをしたことがきっかけで親睦を深めたPUNPEE、この2人の人気ヒップホップ・アーティストの参加だ。

 普段ヒップホップ・ミュージックに精通していない人には、これがどれほどの出来事なのか? というのが伝わりにくいかもしれないが、彼らは間違いなく国内最高峰のヒップホップ・アーティストであり、ジャンルの壁、言葉の壁を超えて人気がある2人ということを知っておいていただきたい。彼らのことをよく知っている人に聞いても異論はないだろう。ここにリーチしている宇多田ヒカルチームを流石というべきか、はたまた必然なのか。

 アメリカのポップス・シーンをみれば、テイラー・スウィフトはケンドリック・ラマーを客演に迎えた曲でグラミー賞を受賞しているし、アリシア・キーズはニュー・アルバムでエイサップ・ロッキーを迎えて話題を集めている。ラッパーとの共演、そして相乗効果はもはや欠かせないものになっている。こんなことは海外では当たり前のこと。むしろ日本での事例が少なすぎるくらいで、これをきっかけにもっとシンガーとラッパーのコラボレーションも盛んになってほしいと願う。

 12月9日、宇多田ヒカルチームの挑戦が、また新たな壁を壊してくれる。この歴史的瞬間を見逃すわけにはいかないですよね。この放送が音楽業界にどんな影響を及ぼすのか? 今から楽しみで仕方がありません。

(文=YANATAKE)

■関連情報
宇多田ヒカル『30代はほどほど。』特設サイト
3DVR視聴受付ページ
※受付期間:2016/11/24(木)~2016/12/3(土)23:59
※3DVRでの視聴は応募制。受付期間以降、また通常視聴は2Dマルチアングル。

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