SMAPへの楽曲提供はなぜ特別なことなのか 槇原敬之、山崎まさよしらコメントから考える

 SMAPはこれまで数々のアーティストや作家たちが手がける楽曲を歌ってきた。彼らへの楽曲提供をきっかけに、有名になったアーティストも数多く存在する。SMAPの解散が決定し、ヒット曲を提供してきたアーティストたちが、SMAPへ向けたそれぞれの思いを発信している。

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(C)タナカケンイチ

 槇原敬之が楽曲提供した35枚目のシングル曲「世界に一つだけの花」は、今年1月の解散報道から継続的に行われてきたファンの購買運動により、9月9日に累計出荷枚数が300万枚に達した(日本レコード協会調べ)。槇原は、9月19日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でこのことを喜び、「あれ(「世界に一つだけの花」)は特別でしたんで。自分が一生懸命書くものとは違って、パッ!パッ!と見えたものを書けたんで、神様からこれはもらったんだなという感じでしたね」と制作秘話を明かした。また、8月20日に大阪市内で開催されたFM COCOLO主催の野外ライブ『風のハミング』にゲスト出演した槇原は、観客と共に同曲を歌唱。スポーツ報知(参考:槇原敬之、SMAPに提供の「世界に一つだけの花」歌い継ぐ「僕らしかいない」)によると、槇原が出演者のKANや観客たちと楽曲を受け継いでいこうというトークが繰り広げられていたという。

 25枚目のシングル曲「セロリ」は、山﨑まさよしの同名曲をSMAPがカバーしてリリースしたもの。山崎は2月17日に東京・NHKホールで行われた公演中のMCで、当時解散報道が撤回されたばかりのSMAPについて触れ、「とりあえず、ありがとう。解散したら、この歌の陰が薄れちゃう。私が(曲を)出した時は箸にも棒にもかかりませんでしたが、SMAPさんで有名になった曲だから」(参考:山崎まさよし、楽曲提供したSMAP解散回避に「ありがとう」)と存続を喜び、同曲を披露。また、8月の解散発表後のライブでは「提供した曲ではなく、これは、かのアイドルグループ(SMAP)がカバーした曲」と紹介した上で、自らの意志を持って楽曲を歌い継いでいくという決意表明を行っていた。(参考:山崎まさよし「セロリ」封印しない SMAPがカバーも「提供曲ではございません」

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