TOKIO 長瀬、関ジャニ∞ 丸山、A.B.C-Z 河合…三枚目キャラが開花したメンバーの「ギャップ力」
ジャニーズといえば、圧倒的なアイドル性を持つ、キラキラ眩しい存在。歌番組やコンサートでの華麗なパフォーマンスは、思わずうっとりしてしまうほどだ。これまで、アイドル像を具現化したようなキャラクターを売り出すことが多かったジャニーズメンバーだが、昨今では三枚目キャラを売りにしているメンバーが少なくない。そして、二枚目キャラのメンバーに引けを取らず人気を獲得している。そんな彼らの魅力とは何なのだろうか。
TOKIO 長瀬智也
長身、彫りの深い顔立ち、ワイルドな風貌と、老若男女問わずイケメンと言われている長瀬。しかし、テレビなどでは顔芸をしたり、変な動きをしたりと、実は三枚目キャラという好感度抜群の存在である。彼の愛すべきポイントは、小学生のような無邪気さと天然っぷりだろう。『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)内の人気コーナー「食わず嫌い王決定戦」では、ハンバーグ・カレーライス・ミートソーススパゲッティ・ステーキ・きのこソテーというメニューをチョイス。もちろんきのこソテーが苦手な食べ物だったのだが、メニューのチョイスも苦手なものも小学生かのよう。また、『TOKIOカケル』(フジテレビ系)内のコーナー「声に出して注文したい料理店」では、クイズに間違えるとハリセンでお仕置きという設定があった。案の定長瀬は間違えまくり、しまいには「俺、今叩いたらプーしちゃうかもしんない」とアイドルらしからぬ発言も。長瀬のこういうところが憎めず、ファンの母性本能をくすぐるのだろう。
関ジャニ∞ 丸山隆平
『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)でのセッションや、コンサートでのバンド形式のパフォーマンス時に見せるベーシストとしての表情、ダンスナンバーで精悍な様は、“さすがジャニーズ”である。しかし、バラエティを見ていると率先して三枚目キャラを演じている丸山。恥じらうことなく一発芸を連発したり、ボケていじられたりと、徹底している。コンサートのMCなどでも空回ることが多く、滑って会場が静かになると分かりやすく拗ねることも。メンバーがフォローをすると機嫌を取り戻し、懲りずにギャグを披露するなど、ハートの強さを見せてくれる。丸山の三枚目キャラの徹し方は、完璧といっていいだろう。しかし、実はとても心優しい丸山。ファンへの気遣いはもちろん、メンバーへの思いの強さはピカイチだ。「僕はホンマにメンバーのことを愛している」と発言をしたり、車で移動中に寝てしまった錦戸亮を気遣い「亮ちゃんが起きた時に誰もいなかったら可哀想」と一人車の中に残ったり、数々のメンバー思いのエピソードがあるのだ。この優しさが、丸山の大きな魅力のひとつなのだろう。