V6、歌とトークで見せたグループの魅力 『ミュージックフェア』出演で感じた“6人”の持ち味とは
年下組のカミセンに翻弄されつつも、やさしく受け止めるトニセン(トゥエンティーセンチュリー※井ノ原、坂本、長野博)という図は、V6ならではのワチャワチャ感。それぞれソロで素晴らしい実績やキャリアを重ねていても、このメンバーで集まると、まるで6人兄弟のようなハートウォーミングな雰囲気に戻るのが、見ていて楽しい。
『Beautiful World』の通常盤には、トニセン曲「不惑」、カミセン曲「テレパシー」が収録されているのも注目したいところ。「不惑」は疾走感のあるサウンドと伸びやかな歌声でグイグイと引き込まれ、「テレパシー」は甘い歌声がキュンと胸を締め付けられるような切なさを楽しめる。6人でも、3人×3人でも、そして1人ずつになっても、幾通りもの魅力を放つV6。次の20年も、進化は止まらないだろう。
(文=佐藤結衣)